これらのキーワードがハイライトされています:blog
Tag: IPM ナス ソルゴー 天敵 資材
派生した話題†
ナスのソルゴ巻談話室†
岡山の永井さんが開発され,京都府でブレークした「ナスのソルゴ巻」(ナス畑をソルゴで囲い,在来天敵を活用してミナミキイロアザミウマなどの害虫を制御する方法)ですが,泉州普及センター(2005年4月1日付で泉州農と緑の総合事務所 農の普及課 に名称変更)の尽力で,大阪府でもブレークしつつあります。
泉州普及センターだより36号(PDF) 参照
でも,ニジュウヤホシテントウが発生したり,ミナミアオカメムシが発生したり,けっこう問題も出てきています。
この談話室は「ナスのソルゴ巻」の情報交換・情報編集をするためのものです。大いに利用してください。
本サイトは完全公開です。お名前欄に実名を記す必要はありません。
日本農業新聞2012/11/22†
S (2012-11-22 (木) 21:30:25)
露地ナスにマリーゴールド+ソルゴー ハダニに二重の壁 侵入防ぎ 天敵生息 広島県
マリーゴールドがハダニの天敵ヒメハナカメムシのすみかとなり、ソルゴーが畑への害虫の侵入を防ぐ役割とのこと。
茶園でのソルゴ/オクラの混植バンカー†
tea-farm (2010-12-14 (火) 23:06:07)
各氏の情報を元にソルゴバリアにオクラを混色する方法でバンカーを作ってみました。
定植が6月中旬、梅雨明けから9月中旬までは茶のために寒冷紗を1泊2日で展開する状態でしたので、まともな結果が出ませんでした。
見るからに増えたのは、オクラのチョウ目害虫を宛にしたジョロウグモでしょうか。
彼らの巣には、とにかく沢山引っかかっていました。多くは、アブラムシの有翅成虫のようでした。
とりあえず、今晩はココまで
そば巻き†
苺FUJISAWA (2009-08-17 (月) 23:16:19)
秋に花を咲かせるソバを、夏の終わりに、目的とする作物の周りに播種してみるとどうなるのだろう?
自分の場合、蜜蜂の蜜源になって効果がありそう? と思いました。
ソバと害虫の関係が知りたいと思います。
実は昨年の農業者サミットに参加して、宮崎県のソバについて移動のバスの中で知りました。
「ソバは、簡単、除草の必要なし。」その上に天敵利用ができないものかな?
そんな風に思いました。
スイートコーンでは†
加藤晋一 (2009-04-26 (日) 10:07:58)
ソルゴーやデントコーンで囲うのではなくスイートコーンではどうなるのでしょうか?食べられるスイートコーンは利用価値がさらにあるかと思います。
- 昨年やってみましたが、規模が小さいうえ、慣行圃でしたのでドリフトの影響が大きく、効果は不明でした。
最大のネックは種子だろうと思います。
逆にデントコーンのデメリットは、近くのトウモロコシと交配しスイートコーンに悪影響が出ることです。 -- tea-farm
- 天敵の温存場所として考えるとソルゴーでもデントコーンでもスイートコーンでも同じように思えるが、全く違うと思う。天敵を温存するなら管理が楽なものを選ぶ方が良いと思う。 -- 苺FUJISAWA
- teaframさん 質問にお答えくださりありがとうございます。ネックは種子といいますのは、品種によって天敵の寄り具合が異なるということでしょうか? -- 加藤晋一
- 苺FUZISAWAさんへ 質問にお答えくださりありがとうございます。ソルゴーでもデントコーンでもスイートコーンでも同じに思えるが、全く違うというのは、何が違うのでしょうか?。なにかと分からないことばかりなので教えていただけたら幸いです。 -- 加藤晋一
- 今年はナスの周りをソルゴーで囲んでナスの下にアブラムシなどの害虫が嫌がるハーブを植えようと考えているのですが、何か良いハーブまたは害虫が寄り付かない植物なんて皆さん知りませんか? -- らんにんぐしゅーず
- 種子代のつもりでしたが、"代"が落ちていました、失礼!
スイートコーンの場合、90日位で終わりですから、実質使えるのは40〜50日程度になるでしょうね。短すぎる。 -- tea-farm
- ソルゴーとスイートコーンではまったく違うと思う。 -- 苺FUJISAWA
- 天敵を育てる方法がどこにあるかを知りたい。スイートコーンは、害虫を育てる作物のように思うのですが。 -- 苺FUJISAWA
- 害虫かどうかは作目次第ですので、一刀両断できる話ではありませんよ。ソルゴも茶の害虫を誘引したり増殖したりします。−天敵利用マニュアル-茶参照 -- tea-farm
- >らんにんぐしゅーずさん 埼玉県の根本先生がボリジという植物を検討されています。天敵利用研究会17回一般講演で既報〜イチゴのアブラムシ対策ですが。 -- tea-farm
- スイートコーンの弱点を茶で克服できると想像しました。ソルゴーでは出来ない事が可能になるとか。可能性があるのですね。期待しています。 -- 苺FUJISAWA
- teaframさん なるほど、使用できるのは45日程度ですか…、それではナスの生育まで維持できませんね。友人から聞いたのですがトウモロコシの雄しべを切り続け、受粉できないようにしたら、長期間障壁作物として使えると話しておりましたがどーでしょうか? -- 加藤晋一
- 苺FUJISAWAへ、僕の考えですが、ソルゴーもトウモロコシも害虫を餌に天敵が寄ってくると思うんですが(天敵もなにから食べないといけないので)どーでしょうか?。 -- 加藤晋一
- >加藤さん 受粉させないのならデントコーンの方が種が安い分マシだと思いますが? -- tea-farm
- ソルゴーとスイートコーンでは、違いが大きすぎる。天敵養生のためにスイートコーンでOKと確認できたのか? -- 苺FUJISAWA
- 数年前からですが、苺の育苗期にソルゴーを四方で囲むと、アブラムシ、アザミウマ、ハダニの天敵が寄ってくると思っています。一方向だけだとバツです -- 苺FUJISAWA
- tea-farmさんへ、確かに、受粉ささせないのならデントコーンの方が安くていいですよね。受粉させないと障壁作物のスイートコーンの方が収量アップになるという本来の主旨と外れきます。 -- 加藤 晋一
- 苺FUJISAWA さんへ、んー確認はしてはないのですが、やってみたらどーなるのかと思いまして興味がありました。 -- 加藤晋一
- 加藤さんは、どんな方ですか?スイートコーンを生産している農家ですか?、利用している農家ですか? 指導しているかたですか? -- 苺FUJISAWA
- ナス畑の隣にあった無農薬栽培のトウモロコシで、アブラムシのマミーを多く見かけたのが、大阪でもソルゴ巻きがいけるのかなと思ったきっかけですが。無農薬のトウモロコシではアワノメイガの被害でまともな収量はなさそうです。 -- 大阪梅澤
天敵利用マニュアルにソルゴ巻†
苺FUJISAWA (2008-06-07 (土) 03:05:15)
いろいろな作物の天敵利用マニュアルにソルゴ巻が記述されない物かと?
ソルゴ巻の効果は、あると思う。
天敵農薬でも絶対的な効果があるわけでわないと思う。
どんな場合にどのくらい効果があるのか、とか、作物・作型で違いあるのか。
そろそろ天敵利用マニュアルに登録出来ない物か?
天敵利用マニュアルに、積極的な記述があっても良いように思うのです。
今はまだ、民間療法的ですが、そろそろそれ以上になって欲しいと思います。
デントコーンバンカー†
tea-farm (2006-06-20 (火) 23:16:19)
自サイトにも情報として載せていましたが、ようやく京都府農総研の月報がサイトに公開されました。
http://www.pref.kyoto.jp/nosoken/resources/18-2kankyo.pdf
データ等はありません。
ちょっとだけ詳しい内容をウチのサイトに上げてますので、興味のある方はどうぞ。
http://tea-farm.hp.infoseek.co.jp/page076.html
- 早速読ませていただきました。バンカーとして利用するということは、デントコーンで増えるアザミウマ類は作物を加害しないのが前提だと思います。どのような種類のアザミウマが発生するのかが気になるところです。 -- kozou
- 詳細については私も掴んでいないのですが、書かれている発生消長はいわゆる害虫の物とは異なります。
6月下旬に餌虫が居なくなるのにカメムシが増殖すると言うことは、Enemyとしてのカメムシの餌はアザミウマだけではないと考える方が良いのではないでしょうか。
結果については、いずれ何らかの形でご紹介できると思いますが、如何せん、未だ芽も出ていないデントを相手に話しても・・・。
この雨で南圃場は発芽するか、種子が流されるかどちらか。
かなり強い雨なのでどうなるか心配です。最悪の場合、移植しますけど。
作物を加害する害虫が餌だったとしても、刈り落とせば何とかなるし、と気楽な考えです。
有機圃場なので、それ位のつもりで構えてないと・・・。刈り落としても残るなら、マシン油コテコテで成仏して貰います -- tea-farm
- なるほど、いろんな要因がからんでいそうですね。結果が楽しみです。 -- kozou
- その後デントコーンはいかですか。ナスの隣にトウモロコシを植えていた事例でも、結構アブラバチのマミーを見かけたもので、効果はあるのかなと思いますが。ただ、トウモロコシを無農薬で作るとアワノメイガにやられて、まったく風よけにもならないもので実用的ではないでしょうね。その点デントコーンは分げつするので、1〜2本やられてもいいし、おもしろそうですが。 -- 大阪梅沢
- 残念ながら、植えたデントは分げつしませんでした。
アワノメイガにもやられてます。
面白いのはアワノメイガの侵入穴(?:蛹の脱出口?)から蜜が出るようで、コガネムシ類や蝶、その他のムシがたむろしていることがあります。
今年は、今までの所アザミウマの発生が全般に少なく、効果の程は判りません。風よけにはなってますよ。草丈は2m位ありますし。風で折れだしたのは出穂後なので、早生で8月2週目(出穂8/2頃から)、晩生で先週。
また、全般的な傾向として、今年は、(小型の)ハチ/アブがカメムシ以上に多い様に思います。鱗翅目害虫も種類/時期を問わず多めですが。有機転換開始圃場の半分を、チャノホコリの為に特別栽培に戻しましたが、その圃場での農薬散布は、ホコリ対策とアザミウマ対策の各1剤のみで来ています(西圃場)。ロケーションが良いのでそれ位で行けても不思議ではないのですが、デントも面白いかも。少なくとも、侵入害虫から圃場を視覚的に隠蔽する様な効果はあるのかも知れません。
ウチのサイトの更新ができてないので書いておくと
ソルゴ/デントの2条播種又は混播の場合、デントの初期生育が非常に良いので、ソルゴの生育が負けてしまいます。できればソルゴが幾分生育してからデントを播くのが良いのかな?と思います。
風立はどうも発芽にムラがあるようで、某生産部会の報告を見ても、苗の移植が手間はかかるが確実なので良い!との記述を昨日発見(一昨年の情報でしたが)。伸びれば倒れない品種なんですけど、芽が出ないってのはねぇ。 -- tea-farm
- 確かに今年は、アザミウマが少なくて、カメムシが多いですね。今後デントが結実すると、スズメなんかよって来ないか気になります。「牧草」という感覚からすると、移植栽培というのは少し異様な感じがしますが、イネ科植物と考えると確かに適当に断根されて、草丈の抑制や分げつ促進につながるのかな。とりあえず発芽揃いがいい品種がいいな。 -- 大阪梅澤
- 梅澤さんへのレスがないままでしたね。
デント結実後の鳥害はありませんでした。(アワノメイガには大層やられましたが)
今年も2圃場で試験の予定です。但し、デントコーンって食えないので(蒸したり焼いたりしてみましたが、"デンプン!"という感じで・・)、一部スイートコーンも試験の予定。今年はアザミウマも5月から活動を始めていますから、他の圃場との差が出るかどうか・・。昨年の試験圃も他の圃場からすると、対アザミウマでは2剤ほど少なかったのですが、ソルゴの繁茂の仕方に比べるとかなり見劣りする上、餌虫が確認できない事もあり、勢い農薬散布・・となってしまいました。
それでも、捕食性のアブ/ハチ/テントウムシ/クサカゲロウと言った天敵類はいましたよ。(コミカンアブラムシの発生によるものと思われますが、この圃場では昨年までテントウムシ以外の天敵を見た事がありませんでした) -- tea-farm
- 今年の続報
今朝までは発芽したand/or寸前だったのですが、今日午後にはカラスの餌になった模様。
再度、プラグ苗で挑戦します! -- tea-farm
- あの、ソルゴの種をカラスなどの野鳥に食べられるのは、播種位置が浅いのか? 鎮圧が少ないのかと思います。そこまでカラスがりこうになったのかな? と、思っています。 -- 苺FUJISAWA
- デントコーンですよ。播いた後は足で踏んで歩いたんですが。どうも発芽したての所を狙われた模様。ソルゴだとスズメやハトの方が多いんじゃないかと思います。 -- tea-farm
- ごめんなさい。デントコーンのところにソルゴの事を書いてしまいました。でも実は同じことだと思います。酪農家に聞くとよく分かると思います。鎮圧方法もいろいろ、状態がどうなのか分かって来ると上手くいくように思うのです。近所の酪農家さんと話をしてみると解決するように思います。 -- 苺FUJISAWA
今年のソルゴについて†
kozou (2006-06-15 (木) 00:55:07)
初めて投稿させていただきます。
今年ナスのソルゴ巻きをやっているのですが、どうも発芽率や生育があまりよくないように思いました。
今年実施された方や指導された方がいらっしゃいましたら、状況をお聞かせいただけるとありがたいです。
天敵のやってくる時期に低いままだと効果も劣るのでは、と思っているのですが・・・。
ちなみに、播種は5月末にしました。
どうぞよろしくお願い致します。
- 「談話室/ナスのソルゴ巻/キュウリのソルゴー巻に挑戦」というページに「キュウリ屋」さん達のコメントが出ています。単純に生育だけではなく、そこでの餌(害虫)の発生具合などにもよるとは思います。 -- Sekizuka
- ありがとうございます。早速拝見させていただきました。害虫に関しては、まだほとんど出ていないように思います。発芽しなかった部分に改めて捕植をしているのですが、それらとの生育の差がきになるところです。 -- kozou
- 03年の泉州では5月2日に定植し,実際にソルゴが大きくなったのはずいぶんあとです。詳しくはそのうち梅澤さんがコメントしてくれると思います。 -- 大阪田中寛
- お住まいの地域が判らないのでなんですけど、とにかく気温が上がらないと伸びません。
発芽率については・・・。ラッキーソルゴーでは、1年以上経過した種子(肥料小屋に置き忘れてたりしてたヤツ)でも、ほぼ90%位の発芽率はありました。
この2年は播種機のコマ(というのかな?)の穴を5.5φ×5mmDで播きましたので、1〜2粒播種になっていたはず。手播きのところは1粒播種でした。
九州以外で十分に育つのは7月に入ってからでしょう。未だに夜間温度も低いし@京都
欠株を気にされるのであれば、プラグ苗を補植用に作っておかれては如何ですか?大苗でも移植が効きますよ。最悪の場合、株分けする手もありますけど、結構面倒でした。 -- tea-farm
- コメントありがとうございます。ソルゴの種子は購入したばかりのものだったのですが、ナスに比べて水やりなどあまり気にかけていなかったせいかもしれません。やはりナスと同じようにしっかり世話をしないとうまくいかないのでしょうか。基肥に関してはナスと同量なのですが。 -- kozou
- 本来どうするのかは私も知りませんが、水は播種後(雨前を狙って播種したので実施してませんが)と、余程乾いた時しか潅水しませんでした。
バリアに手を掛けるのは本末転倒なので、ウチ実質的に放任でしたよ。施肥量なんかはサイトの方をご覧下さい↓のページが適当かと・・(ページタイトルが内容に合ってませんが、いずれ修正します)
http://tea-farm.hp.infoseek.co.jp/page067.html -- tea-farm
- なるほど、ありがとうございます。私もバリアは手の掛からないものだと思い、放任していたのですが、どうも発芽率が悪かったので気になりまして。 -- kozou
- そう言えば種苗法で「発芽率の記載」の義務付けがあった気がしますが、発芽率は記載されていませんでしか? >kozouさん -- Sekizuka
- そうだったんですか。見てみたところ、2006年1月で80%とありました。後で別に用意した捕植用の苗はしっかり発芽しているので種子には特に問題はないように思いました。 -- kozou
- なるほど。するとやっぱり水ですかね。もっとも今年の天候はよくわからんけどなぁ。(^^;) -- Sekizuka
- ですよね。ちょうど播種後は変な天候だったように思います。最近やっと晴れと雨が良いバランスになってきたので成長してきました。ただ補植した部分はまだ小さいですが。 -- kozou
ナスのソルゴ巻き実施者発見†
Sekizuka (2006-05-18 (木) 10:58:15)
「フリョウ ノウミン(`皿´)」という↓のblogで発見。
http://diary.jp.aol.com/applet/qnbpacwmps/20060517/archive
キュウリのソルゴー巻に挑戦†
キュウリ屋 (2006-04-10 (月) 20:27:03)
皆さん始めまして。宮崎でキュウリ栽培(促成長期蔓下ろし)をしていますが、最近こちらを知りました。
近年ナスのソルゴー囲い(巻)が話題になっていたので、今年の夏キュウリ(5月定植&8月定植の同圃場露地2連作)で、我が家でもやってみる予定でいます。
<ソルゴー巻にする目的> ①台風対策 ②害虫対策
<ソルゴー品種> 風立&ゴールドソルゴーの混播
<ソルゴー設置> 圃場周り全体&3畝ごとにソルゴー帯設置(約10m間隔で2本)
<害虫対策> ソルゴー以外に畝間にフィア(白クローバー)を散播
皆さんにお伺いしたいのですが、
①果たしてソルゴーは台風に耐えうるのか?
②4月中旬にソルゴーを播種して、2作目終了時(10月中旬予定)まで役目を果たすことが出来るか?
とにかく解からないことばかりですが、まずやってみることが大切と思い実施に踏み切りました。どんなことでも皆さんよりのアドバイスをいただければ幸いです。
- 台風には耐えます。が、メイガ類が侵入していると当然ながら風で折れてしまいます。
心配な場合は、数メートル毎に紐などで括るなどの対策で大丈夫ではないでしょうか?
九州だとこちらとは台風の勢いも違うでしょうから参考程度にしかなりませんが。
Q2については、枯れないか?と言う意味であれば、枯れません。防風対策としても十分だと思いますが、
既に結実しているはずなので、穂が垂れるかも。
出穂については、別のスレッドで色々意見があったので参考にされては如何?
成りもので畝間に植えると、実に傷が付かないかなぁ? -- tea-farm
- 平成16年度の実績では、度重なる台風にもよく耐えてくれました。2列植え以上の幅があれば大丈夫だと思います。大阪では4月末播種で、11月上旬まで持ちました。なすは施肥量が多いので、高さは4mほどになるので、出穂に関係なく頂部をかりおとしています。 -- 大阪梅沢
- tea−farmさん、大阪梅沢さん、ありがとうございます。 -- キュウリ屋
- >梅沢さん
4月播種とされていますが、6月下旬から7月初旬頃の草丈はどれ位ですか?
ウチの場合、4月播種は無理ですが5月末〜6月初めの播種は可能ですので、参考までにお聞かせ下さい。
これまでのウチの播種時期は既にご覧だと思いますが、私の見方として温度感受性がかなり高い植物なので、
暖地はともかく近畿では7月にならないとバリアとして機能するレベルの草丈にはならない様に思っています。
施肥次第なところもあるとは思いますが、どうなんでしょうね?
ついでに、梅沢さんの投稿を見て、私のサイトに記述が抜けていた点があったので、追加しておきます。(明日になるかな) -- tea-farm
- 改行したらすぐにアップされてしまいました。使い方がよく解かっていないので見ずらくなってしまってスミマセン。
ソルゴーが硬くなってくると害虫の付きが悪くなると出ていたので、4月中旬に50cm幅で蒔いて、6月下旬ぐらいにさらに50cm程度の幅で蒔くことを検討しています。
畝間に蒔くと実に傷がつかないか?」とのご心配は、スリップスが増えすぎる可能性があるということでしょうか? 私のイメージはクローバーにヒメハナが定着してくれれば、より早い対応になるのでは?と判断したからです。
今回ソルゴー帯にはほとんど無肥料の状態での播種になりますが、昨日わかったこととして、肥料が少ないとアブラムシの付き方も少ないとのことなので、多少肥料を与えるかもしれません。
ただ、宮崎に来る台風は本当に強い状態なので、軟弱に育つと”耐風性”が弱くならないかと心配です。 -- キュウリ屋
- 傷の件
キュウリ屋さんの投稿ですが、改行だけ入れておきました。
それはさておき、
傷の件は、ソルゴの葉は案外硬い上、ある程度伸びると垂れます。この葉が子実に傷を蹴るのではないか?と言う懸念です。
この辺りは梅沢さんや田中さんが実例をご存知かも知れません。
アブラムシの付き方が施肥量に関係する様には思いませんでした。うちでは部分的に無施肥状態のところを作ってみましたが、
特別差があるわけではなく、周囲の環境による因子の方が大きい様に思います。
幾ら施肥しても(って、最大で100m辺り2.6kgNですが)つかない箇所には付きませんでした。
付かなかったところはアブラムシを多発箇所から移動させたりしたのですが・・。ウチの場合は風や雨との関係も大きそうです。
施肥量が少ないと、草丈が伸びず、固くなるように思いますので、耐風性については2条植えならそんなに変わらないと思います。
ウチのサイトのソルゴ巻の巻ページに、6月は種と7月は種での8月上旬の写真があります。気温からすれば、宮崎より半月遅れくらいになるかも知れませんが、ご参考まで。
http://tea-farm.infoseek.ne.jp/
-- tea-farm
- 「談話室/ナスのソルゴ巻/キュウリのソルゴー巻に挑戦」という派生ページを作成しました。 --
- >all
いろんなスレ、レスが散在しているので、時間がある時に分類/抽出/整理したページを作ってみます。
コメント欄無しで。 -- tea-farm
なすの害虫についての評価†
大阪梅澤 (2006-03-29 (水) 16:50:34)
話題提供です。
私が水なす囲い込み栽培の指導をしていて、害虫について普段思っていること(迷惑度や対策)を書き込みます。
アザミウマ類
第1公敵というべき害虫です。木なす(水なす以外のなすびを泉州地域でこうよびます)でも重大な害虫ですが、水なすは肌が柔らかい上、漬物需要が大きいので、一層被害が目立ちます。ただ、捕食者にとっては美味しいエサらしく、ハナカメ君の姿が散見されるようになると、あまり増えないように思います。
オオタバコガ
1頭当たりの被害額なら最大の害虫です。次々にトンネルを掘ってくれるので「せめて1個まるごと食べてくれ」という感じ。果実に潜り込む前にどうにかしないと、面倒なことになります。露地のBT、ハウスの黄色灯は結構有力です。
アブラムシ類
生育初期には重大な害虫です。直接の食害もありますが、ウイルス病を媒介する恐れの方が怖い。囲い込みや天敵利用(アブラバチ)で特に高い防除効果が得られます。定植時の粒剤+天敵だけで防除できそうです。
ハダニ類
ほとんど農薬のせいで増えているように思います。思い切って合ピ系を減らすとそれだけでも減るようです。大雨が降ると大抵のダニ剤より効果があります。
ハモグリバエ(えかきむし)類
オオタバコガとは逆にお行儀の大変よい害虫です。葉しか食べないし、1葉に10匹くらいついても枯れないし。特に防除しなくてもいいじゃないかと思います。実害より、周辺の目を気にして防除しているように思います。
テントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)
農薬を減らした結果増えてしまった害虫。普通は葉だけの食害なんですが、H17は多発して、果実までかじられました。かじった後は美しい幾何学模様なんですが、商品価値はなくなります。幼虫が増え始めた時期に防除するしかないようです。
長々と書いてしまいましたが、みなさまはいかがでしょうか。
- >ハダニ
ウチのキウイでも「合ピを減らしたら」って話はありました。でも、登録のある剤が少ないのが難しい。。。 -- Sekizuka
- >ハモグリバエ
作物と発生量にもよるんでしょうね。キクなどのように葉にも商品価値があるものはチトきつい。また、大発生すると樹勢は落ちてるような気がします。 -- Sekizuka
- >ハモグリバエ
昨秋のことなのですが、西と南の圃場で、えかき虫(ハモグリかどうか不明なので)様の被害を受けた茶葉がありました。
葉表の表層下を食害、食害の一端に黒い糞の様な部分がありました。
葉は綴られておらず、葉裏には被害無し。
写真を撮れていないのですが、こんな事をしそうなヤツっています? 防除所に訊いた方がいいかな?-- tea-farm
- 梅澤さんの全害虫に対する感触は田中と全く同じです。さすが現場の観察者! あと,ミナミアオカメムシがテンダマ(テントウムシダマシ)の範疇に入るかな。農薬を減らした結果,もしくはソルゴの穂に集めた結果かもしれないけど,オオタバコガと同じように1頭あたりの被害額が大きいので腹が立つ。せめて果実丸ごと食べてくれ(笑)。あと,IPMMLに(これを読む前に)変な返信をしてしまいました。Sekizukaさん,陳謝。tea-farmさん,IPMMLに入りたくなければ,談話室「不明病害虫相談ルーム」なんてのを作ってくださるといいかも。 -- 大阪田中寛
- IPM-MLで静岡の小澤さんからレスが付いています -- Sekizuka
- >Sekizukaさん、MLに載せて頂いて、ありがとうございました。ハモグリページに飛びます。 -- tea-farm
- >田中さん
IPM-MLに入りたくないって事じゃないんですが、MLって私の性分にはあってないのも確かでして。
ご教示の相談ルームですが、投稿に画像を貼り付けられない様なので、
テキストベース・・・・となると進行が難しい様に思いますが。フリーの画像掲示板にリンクしますか? -- tea-farm
- tea-farmさんIPM-MLに入りましょう! -- 苺FUJISAWA
- ハモグリバエについて補足します。実は泉州地域は軟弱野菜(こまつな、しゅんぎくなど)の栽培も盛んで、なすのハウス栽培の裏でしゅんぎくを栽培する農家もかなりいます。しゅんぎくではハモグリが第1公敵ですね。その印象が強いのか、なす栽培でも相当気にする人が多いので、なすではそこまで気にする必要もないということです。 -- 大阪梅沢
- チャノホコリダニ
(操作間違えました)について。ハウスほどではないにしろ、露地でもやっかいな害虫です。被害に気がついたら既に防除適期を逃していたという経験をお持ちの方は多いのではないかと思います。視力には自信がありますが、チャノホコリを見つけるのは大変です。囲い込みでチャノホコリが多発したときに、1日90mmくらいの猛烈な降雨があり、きれいさっぱりといなくなってしまいました。ハウスでククメリスを使うときは、放飼前にチャノホコリ対策が必要です。 -- 大阪梅沢
- 談話室/ナスのソルゴ巻/なすの害虫についての評価 という派生ページを作成してみました。 --
囲いこみ栽培で使った薬剤について†
大阪梅澤 (2006-02-20 (月) 17:01:53)
水なすの囲い込み栽培や、天敵利用栽培で使った薬剤についての感想を悪影響目安の欄に書き込んでみました。大阪府泉州地域で3例ほどの事例をもとにした感想です。ご参考までに。
新しい情報もいただければ幸いです。
藤沢流天敵悪影響目安/バロック、藤沢流天敵悪影響目安/BT剤、藤沢流天敵悪影響目安/ダニトロン、藤沢流天敵悪影響目安/カネマイト等
- 気づいてなかったです。このスレッド。
今月中には、ウチのサイトに今年の使用農薬と、害虫数検数結果を上げておきますのでご参考下さい。
取りあえずは、普通の防除体系ですが、近隣との関係から有機リン未使用ですし、合ピレは以前から最悪の場合以外使っていません。
感じとして、ネオニコはつなぎの剤としてでも使うのは良く無さそうです。 -- tea-farm
- 合ピレは使いにくいですね。囲い込みをやったところと同じ地域で、合ピを多用した水なすがありました。ソルゴーの有無と防除履歴以外の耕種概要はほぼ同一といってよいのですが、囲い込みは合計23剤でアザミウマ被害なし、もう一方は40剤以上使ったのにアザミウマ多発に悩むといった状態でした。定期的に天敵を殺してしまったのでしょうね。ネオニコはカブリダニを温存できるので、ハウスでは使っています。 -- 大阪梅沢
- お疲れ様です。今年の5月から始まるポジティブリスト制度に対応して圃場周辺にえん麦を播種しようと思っておりますが何かいい案がありましたらよろしくお願いします。 -- JA田野営農森
- JA田野というと宮崎県でしょうか?
地域も書くと気候にあわせた助言が得られるかもしれません。 -- Sekizuka
- ポジティブリスト対策というと「目的とする作物を周辺と隔絶する」のが目的だと思いますが、目的作物(作型)及びそれと同時期の周辺作物はそれぞれ何でしょうか? -- Sekiuzka
- 「えん麦=カラスムギ」という事も知らなかったんですが、結構、品種がでているんですね。
九州、北海道の品種は飼料用かな?
ネグサレタイジなんて言うのもありますね。 -- Sekizuka
- カラスムギなんて書かれると、ますます判らなくなりそうな・・。ヘイオーツですね。
Sekizukaさんが書かれた品種名通り、線虫対策でも使われていますね。
ウチでは数年前にマリーゴールド(アフリカントール)で線虫対策をやりました。
前後(後の方は直後じゃないですが)で、寄生性線虫密度の低下は著しかったです(自活性線虫の変移は少ない)。
問題として、マリーゴールドの花を咲かせてしまったこと、この花の場合繊毛が多いため、物理剤が表面に展着し難いこと(@有機栽培圃場です)から、アザミウマが激発してしまいました。
この年は、アザミウマ多発年でしたけどね。
今年、別圃場でソルゴ(周囲)+マリーゴールド(畝間というか、茶の雨落ち部)での草生栽培を計画中。チトニアも入れた方が面白いかな? -- tea-farm
- マリーゴールドの線虫対策は種類によって得手不得手があったような。 -- Sekizuka
- 線虫対策なら某残査の堆肥が、、、とか言う話もありますが、ネット上で見つかんねぇ〜 -- Sekizuka
- ↑ネット上にもありました(古いけど) -- Sekizuka
- 話題がずれるので線虫ページに飛びます。 -- tea-farm
ソルゴー囲い込みの実証試験中です†
大野@宮大です。 (2006-01-31 (火) 16:48:59)
大阪の田中さんから談話室の記事へ投稿して下さいということで、やっと重い腰と重い体を上げて、
ソルゴー巻きの普及展開には大変期待しています。こちら、宮崎は露地ピーマンが中心なので、最終的にソルゴー巻をピーマンで確立するつもりで、試験を開始しました。
ソルゴーってどんな効果があるのだろう・・もちろん既にいろいろ報告されていますが、ここ南九州で実証的なデータをとるつもりです。
考えている作業仮説(大げさですが、可能性)の中には、ソルゴーは障壁作物的な機能だけでなく、飛び込んできたヒメハナカメムシを囲い込む効果もあるのではというものです。実際、ヒメハナカメムシが増えて、餌のアザミウマがいなくなったとき、アブラムシ発生株への移動が認められました(2004年の結果です)。
とりあえず、約200本ほどのナス畑を作り、ヒメハナカメムシ類の働きを再度調査。葉あたりの密度が1頭とまるで天敵大量増殖工場のようにヒメハナカメムシ(ほとんどタイリクヒメハナカメムシです)が増えています。
今年、2006年はいよいよ下手くそですが、近所の農家さんに教えてもらいながら共同実験圃場でピーマンを育てます。
昨年の予備実験では、ナスよりもむしろピーマンで被害が軽減されるような傾向もありましたが、これは今年確認します。
ソルゴーにこだわるもう一つの理由は食料生産基地としての南九州の農業形態です。BSE問題を含めて、家畜飼料の自給が叫ばれ、また糞尿処理問題でバイオガスプラントによる堆肥を飼料作物のソルゴーなどへ施用する流れが検討されています。もし?ソルゴーが天敵の発生などにも関わっているなら、ソルゴー畑の拡大は畑での野菜害虫にプラスになるのだろうか?・・という怪しい考えもあります。
以上。本年度の結果にご期待下さい。
- 飼料生産との連携は楽しみです。大阪では牧草用の機材もなくて、種まきゴンベでソルゴを播種したりしていました。なす畑の両隣がソルゴ畑で、交互に収穫するような感じなら、囲いこみと同じ効果があるのではないでしょうか。私としては、なすの連作回避のための作物や、大阪では入手困難な敷きわら代替品になればいいなと思っています。 -- 大阪梅澤
- 敷き藁代わりにソルゴのカット品を使っている茶園はありますよ。既に市販されているようです。
分解するのが速いのでナスの様に潅水量の多い作物にソルゴ敷きが適当かどうかは疑問ですが。 -- tea-farm
ソルゴ巻きの周辺作物について†
大阪梅澤 (2006-01-18 (水) 12:12:56)
話題提供です。大阪では貝塚市、泉佐野市、岸和田市の水なすでソルゴ巻きの取り組み事例があります。周辺の作物によって、害虫の発生状況に差があるります。
貝塚市:周辺は水田で、数カ所ある水なす畑もすべて露地です。周辺にビニルハウスはありません。5月上旬にほぼ同じ日に皆が苗を定植します。アザミウマの防除効果は高い。ただ、すぐ隣が晩生たまねぎだったときは、多数のアザミウマが飛来しました。
岸和田市:貝塚市の事例の隣の集落です。気候条件は同一ですが、隣接して水なすの当人の加温・無加温ハウスがあり、そのほかのハウスもあります。アザミウマの防除効果は少ないようです。
泉佐野市:特に野菜栽培のさかんな地域なので、周辺に水なすをはじめ、ハウスは多くあり、栽培作物も多様です。露地の水なす農家も多い。トンネル栽培もあります。貝塚ほどアザミウマの防除効果はなく、他の害虫も総じて多いです。
皆様の事例では、周辺はどのような作物なのでしょうか。
- こちらの普及センターに今夏〜秋害虫数の推移について実数調査をして頂きました。バリア圃場2つ(内1つは有機栽培圃と慣行圃が東西で半分ずつ)と非バリア圃場2つでした。
散布農薬との関連の解析ができていませんが、ソルゴー区でも周囲の環境で全く状況が違うという結果は出ています。
周囲が水稲でソルゴー圃はアザミウマがすくなく、ダニ、ホコリダニが多い(ハダニは環境由来と見ています)。ソルゴー区でも茶園/ナス/キュウリが隣接する圃場で、隣接茶園で防除失敗した慣行圃は多発しました。有機圃は慣行圃比較では防除水準以下。
一方、非ソルゴー区でも、隣接して多発茶園がある部分、柿、キウイ、なすのある部分は夏のウマ、秋のホコリダニの発生が多かったです。
所詮、バリアは障壁でしかないわけですから、一度越えられるだけ発生してしまえばどうしようもありません。
周囲を囲うという事からも、基本的に侵入を抑制するのが主旨で、侵入した害虫をバンカーにいる天敵で駆除するという方向ではないと考えます@露地。
数量の問題なんでしょうかね。元々いる天敵数(と言ってもどこかに行ってしまうヤツも多数いますから数じゃなくタイミングですが)と害虫数がマッチするかどうか。
当たり前の話ですけれどね。
しかし、周囲圃場で多発していても、バリア区では確実にピークがズレます。感覚として3〜5日でしょうか。更に防除水準に至るかどうかも違いますから、単純に同時期の数量の比較は意味が無いと言うことが今年判りました。
来年は理屈が付く様な話ができればいいのですが・・・・。
#比較できるデータが出ますよ・・多分。
補足)茶の場合のウマ=チャノキイロ、ハダニ=カンザワ、ホコリ=チャノホコリ、但し、ウマについてはミカンが寄生することはありますが大きさがかなり違いますので、ザクッとは判別できます。顕微鏡判別なんても事はしていません。-- tea-farm
お茶・ネギのソルゴ巻き? †
Na岡村 (2006-01-14 (土) 15:50:00)
黄色灯の普及に各地区を巡回しています。 ついでにソルゴ巻きをPRしています。
宮崎県都城にお茶への黄色灯PRに行った時のお話 相手はお茶資材販売店N社長さん
O:「ガの防除は黄色灯に任せてください。 他に困っている虫はありますか?」
N氏「そういえば、スリップスで困っている方がおられます。」
O:「大阪では水ナスの圃場の周りにソルゴを植えて、土着天敵による減農薬に成功していますよ」
N氏「そういえば、牧草用のソルゴ畑に隣接する茶園では、スリップスはわかないって聞いたことがありますね」
O:「ズバリそれは、天敵がソルゴに棲みついてスリップスを捕食しているからでしょう・・・」
大分県豊後高田市では シロネギのシロイチモジヨトウ対策として黄色灯を導入していただきましたがついでに
ソルゴもPRしていましたところ、早速 試植されておられました。 防風・防砂にも効果がありそうとのこと
防除効果の結果については、今度訪問した折、聞いてきます。
黄色灯やソルゴ巻きなど、環境にやさしく、簡単な防除法 普及しないはずはないと思うのですが・・・。
- 黄色灯は住宅地以外近傍以外で普及させて下さいね。
ウチの様に住宅地近傍では街路灯の増設だけでも苦情が出ますので。
また黄色灯による周辺作物への影響も十分議論されていないと考えます
その中で"普及しないはずはない"というのは早計過ぎませんか?
そういえば、Sekizukaさんの方面で光害について行政が調査を始めるというのが昨年の新聞に出ていた様に思いますが、その後どうなんですかねぇ?-- tea-farm
- 茶でのソルゴーバリアによるスリップスの発生抑制については、”?”です。
2年ソルゴーバリアを張りましたが、周囲の環境による影響の方が大きいです。
ソルゴー畑の近傍では少ないかも知れませんが、周辺圃場で防除適期を外した防除により多発した場合や、加害されても問題がない作物がある場合、ソルゴーでは防げません。
施設栽培では自前で"施設"と言う防御手段が施されているわけですが、茶ではそれはありませんし、周辺圃場の動向に従うしか有りません。隣地で真夏に"ハチハチ"の様に殺虫スペクトルが合ピレ以上に広い様な剤を使われれば、隣地もこちらも全くの無防除と同じ状況になります。ネオニコもバンカー圃場では逆効果だと言うことも今年判りましたが。 -- tea-farm
- お茶やネギのソルゴ巻きの目的の1つがスリップスの防除と聞いて、無責任な発言です。自分の苺の場合のスリップス防除で感じたことは、天敵利用(ククメリス)でスリップスを防除しようとする時、秋にやると成功するけれど、春に向けて暖かくなる時期では追いつかない。なので天敵は秋のうちに使っておこう。と言うわけで、ソルゴ巻きも前年のスリップスを土着天敵で減らすことに意味があって、春から夏に向けての効果はスリップスについては少ないのでは? などと思いました。簡単にいうと秋は天敵で、春から夏は化学農薬で、化学農薬もスリップスの密度を下げるために補助的に使えると良いですね。どんなものでしょう? ほんと無責任な発言ですみません。 -- 苺FUJISAWA
- 茶の場合、春のスリップスは防除に失敗しない限りあまり問題になりません。
この時期は害虫の増殖よりも新芽の進育の方が早いことと、萌芽前に越冬は防除してしまいますから。
問題は7月〜10月のスリップスです。このうち、7〜9月上旬までは何とかなりますが、それ以降は秋の長雨と、気温低下により農薬防除する時に農薬のかかる場所に相手がいないことがありますし、害虫の主体が鱗翅目に移行する時期でもあります。
ウチの方ではこの時期に夏の敷き藁集めなどが重なり、農薬防除自身が適期にし難いという事情もあります。そう言う中で、スリップスが発生又は侵入するものの、防除水準程度でしばらくの間でも推移してくれるのは助かります。所詮"しばらく"なので、1週間が許容限度ですが。 -- tea-farm
- 岡村さんには黄色灯導入ではお世話になっています。ただ、ねぎなどの葉菜となすなど果菜では、アザミウマの被害の許容範囲に差があるので、慎重に考えないといけないでしょうね。なすの場合、葉に少々白い筋がついたところで、果実被害がなければ商品価値は下がりませんが、ねぎでは致命的ですから。露地なすでは、オオタバコガの被害が大なので、露地栽培でも設置しやすい黄色灯を開発していただけるよう、お願いします。 -- 大阪梅澤
- to tea-farm(1/14)
何新聞ですかね。心当たりがないんですが、もうちょっと情報があれば探してみます。 -- Sekizuka
- 朝日か農業新聞だったと思いますが・・・ウチって5紙とってるので正確にはわかりません。
黄色灯云々じゃなく、街路灯関係だったと思います。稲では花の咲く時期がずれるとか、ウチの場合は街路灯付近は摘期が早くなりますし。
そちらの最東部の政令市の話だった様な・・・・。
ちょうとウチの圃場の前に街路灯を付ける云々があった時でしたから・・・。 -- tea-farm
- よくよく見たら「昨日」じゃなくて「昨年」か、、、探してもない訳だ。orz
最東部って言うと川崎かな。Sekizukaと関塚の使い分けは管理者と発言者という風にしているだけなのでぼかさなくても良いですよ。 -- Sekizuka
- 光と農作物の関係は色々研究されているので、内容は何となく想像つきますけどね。日長反応があるものは大きく影響を受けちゃうんですよね。 -- Sekizuka
- ハンドルの件は、投稿されたハンドルを使うっていうのがパソ通時代からの癖ですから。
横浜じゃなかったかなぁ?夏前に出ていた様な・・・。
丁度、ウチの新植圃場脇の電柱に街灯を付ける話が出ていた頃だったはずですから、その辺りの時期のはずです。
でソルガムとの関連という点で、ソルゴ型ソルガムは感日長型とされていますから(全農資料より)出穂が遅れる?のではないかと思うのですが。
黄色灯でも同様の傾向があるなら、出穂が弊害になる作物では若干でも有利に働くのではないかと思いました。
対象圃場の作物及び、光の届く範囲の隣接作物に対してどうかの方が問題であることは間違いないですが。 -- tea-farm
- ようやく、今年のソルゴ巻の写真をUPしました。こちらからどうぞ
http://tea-farm.infoseek.ne.jp/
サイトからメールされる方は、アドレスを確認して下さいね。って、打つヤツはいないだろうけど。(待機アドレスなのでmail頂いてもレスが何時になるかは保障できません) -- tea-farm
ソルゴの草丈問題†
大阪梅澤 (2006-01-12 (木) 16:10:40)
ソルゴは牧草として育てるときは、窒素4〜5kg程度ですので、水なすのほ場に植えると、極端に背が高くなり、場合によっては日陰を作って、なすの生育を阻害することがあります。
大阪貝塚の事例では、ほ場整備が終わって数年のまだ土が痩せているところだったので、ソルゴ(雪印つちたろう)は2.5m程度で止まっていたのですが、今年は水なすの施肥を増やしたところ4m以上にもなってしまい、日陰になったなすの生育を阻害していました。
刈り込んだり、水なすとの距離が広かったほ場では影響がなかったのですが、皆様のところではいかがでしょう。
私見としては、ソルゴの草丈/なすとの距離が2/1くらいなら、影響がないのではと思っているのですが。
- 相変わらず茶での話ですが、株の最外縁とソルゴの間隔が90cm位のところは晩夏あたりから葉色が黄ばみ気味でした。
あまりにも近すぎ過ぎるため、日照の影響なのか肥料切れ症状なのかは不明です。
ソルゴへの施肥量はN1kg/100mソルゴ条程度、ラッキーソルゴーの花穂先端までの草丈2(刈込み有)〜3m(刈込み無)程度だったと思います。
近所の露地ナスで一昨年バリアを設置されていたところでは3m以上はありましたし、株もトンでもない大きさでした。
ウチでの今年の写真を自サイトに上げるつもりでしたが、来月中盤以降になりそうです。 -- tea-farm
IPM1684:談話室「ナスのソルゴ巻」大繁盛†
田中寛 (2006-01-12 (木) 14:30:41)
IPMMLのみなさん
田中寛@大阪府立食とみどりの総合技術センターです。
「天敵Wiki」−「談話室」−「ナスのソルゴ巻」が非常に繁盛しています。
http://wiki.tenteki.org/
活発な情報を投稿してくださってる方々に敬意を表します(^o^)。
実際,大阪でやってみて,農家のノリがいいことを実感しています。
みなさん,機会があれば,ぜひ普及担当者に「天敵Wiki」−「談話室」
−「ナスのソルゴ巻」を広報していただけると,ありがたいです。
さまざまな情報が集積して,本談話室の利用価値も高くなります。
一方,農林水産研究基本計画における期別達成目標の4ページ最下段に
IPMの体系化として,H22年度目標で「土着天敵誘導・定着技術」があります。
http://www.s.affrc.go.jp/docs/news/koubo/high_h18/pdf/kibetu_h18.pdf
http://www.s.affrc.go.jp/docs/news/koubo/high_h18.htm
このための基礎資料としても有用でしょうし,農水省研究高度化事業に
応募する人のためにも参考になると思われます。
- 仰ることは判るんですが、普及担当の方が伝聞で情報を収集しても、情報提供される生産者はついて行けませんよ。
少なくとも、効果があった作目と、そうでない又は相性の悪い作目のリスト程度はないとダメでしょう。
現場の実態から言えば、ナスでは(伝聞ですが)アブラムシが減るだけ!!という見方もありますし、ウチの慣行圃と有機圃の比較からすると、少なくとも侵入抑制はできるが、慣行圃では農薬の使い方にある程度のマニュアルが必要だという見方もできます。
選択制殺虫剤よりも非選択制殺虫剤の方が、現実には虫に耐性が付いている事が多いため使いやすいとか・・・・・。 -- tea-farm
園芸新知識掲載†
田中寛 (2006-01-11 (水) 19:50:26)
田中寛・梅澤類*・南市郎**(大阪食みC・*泉州農の普及課・**貝塚市農家)(2006)「ソルゴー囲い込み栽培による露地ナスの減農薬害虫管理」−水ナスどころ大阪泉州の事例。タキイ園芸新知識−タキイ最前線2006年創刊号の35-36ページに掲載されました。時間をおいてタキイのウェブサイトに掲載される可能性がありますが,天敵Wikiおよび田中のビジネスサイトに転載できるかどうか,タキイさんに相談したいと思っています。なお,天敵Wikiの宣伝も同時にしています(^o^)。
三尺ソルゴについて†
大阪梅澤 (2006-01-04 (水) 16:47:54)
大阪でもH15に試作しました。実際の草丈は4〜5尺になりますが、花穂が意外と大きくて、刈り取ると1m足らずになり、防風効果がなくなってしまいました。結局、大阪では雪印のつちたろうにもどしています。案外穂が小さいので、有望です。
草丈が短いものがいいのなら、ソルゴにこだわらず、麦類に手を出すのもいいのではないでしょうか。水なすのハウス栽培で使ったときは、ライ麦を使用しました。草丈は2尺くらいでした。ハウスの中ではそれでも邪魔ですけれど。
- ソルゴの花穂について、昨年の当地の普及センターの検討によれば、
花穂内にヒメハナカメムシが生息するため、花粉や種子を食べに来る鳥類が問題にならないのであれば、刈り取る必要はないとの事でした。
(小宅さんから報告して貰うのが適当だと思いますが。)
また、バリアの後処理を考えると、茎が分解されにくい麦類は中々面倒な気がします。
昨年、イタリアンライグラス早生品種を冬場の防風に使いましたが、残渣が今でも圃場に残っています。
茶園なので大型機械が使えないから残ってるんじゃないか?とも思いますが、固いですね。
追記)梅澤さんのところでは、ナスと一緒に焼却されているんでしたね。それなら、分解云々は関係ないですね。こちらでは焼却自体がかなり難しくなってきています。
ウチでは、ソルゴも抜根後カッタで裁断し、そのまま畝間に鋤き込んでいます。手間ですが折角肥料食いのソルゴを大きくしたのだから、圃場に還元しないと・・。 -- tea-farm
- 鳥はやはり問題です。果実被害もあるのですが、それはひょっとしたら果実内にいるオオタバコガがほじった痕かもしれないと大目に見ていますが、糞害がすごくて。三尺ソルゴに面した一列が、糞で真っ白になりました。以来、花穂は必ず刈り取っています。水なすは収穫の終了が遅く、11月になります。ソルゴはガチガチに堅くなって、鋤込むのはまったく無理ですね。水なすの次作は水稲と相場が決まっているので、土壌改良の必要も乏しいということもあり焼却しています。 -- 大阪梅澤
- ラッキーソルゴー(タキイ:高草丈品)の場合ですが、花穂を刈れば刈る程、穂の部分は細く且つ固くなっていく様に思いました。
処分する場合(←05/01/07追加)、穂の部分は切らないとどうしようもないですね。下の方は節毎にバラバラになるので問題は少ないですが。 -- tea-farm
- ソルゴの鳥害について、少し書いてある報告がありました。
http://www.affrc.go.jp/seika/data_kan-tou/h08/chikusan-souchi/narc96K088.html
専門の方ならご存知かも知れませんが。あまり参考にならない様にも思いつつ載せてみました。 -- tea-farm
- 穂は両刃の剣 -- 田中寛
- 穂は両刃の剣:先ほどのは失礼。うっかりリターンをたたきました。大阪で穂にミナミアオカメムシがたくさん集まって,ナスの果実を吸い,思いもよらぬ被害が出ました。そうかと言って,穂はヒメハナカメムシも誘引するし,痛しかゆしのところがあります。ややこしい害虫に痛い目にあったら注意する,程度でもいいですが,ついでにコメントまで。 -- 田中寛
他の作物でもソルゴ巻†
苺FUJISAWA (2005-11-26 19:22:46 (土))
ナスでこんなにソルゴ巻が評判ならば、苺(育苗期)でも、やってみようかと考えています。
台風で倒れにくく、管理が簡単なソルゴってあるのかな? 頭を1.5メートル程度でカットしたらいいかなあ。などと考えている所です。
ソルゴ巻は、他の作物にも応用できると思うのですが。
- ソルゴよりも敷きワラでコナダニを餌にさせた方が良くないですか?
跳ね返り防止にもなりますし。 -- Sekizuka
- 敷きワラは有効な手段ですね。ただ夏は台風の被害が大です。
神奈川県でも苺の育苗期に炭疽病が多かったと聞きましたが、静岡県東部でも被害大でした。
台風とその後の高温が原因では、ということです。
台風に強いソルゴ巻やその管理の仕方がないかなあと思います。
もちろん天敵の定着場所としても期待していますが。 -- 苺FUJISAWA
- 台風時期にソルゴは十分生育しているはずですから、防風効果こそあれ、倒伏等はほとんど無いですよ。 -- tea-farm
- 茶での問題点 加害者自身は未確認なものの、木化枝に球状の穴を開ける虫がいる模様。
虫自身を捕獲していないため、詳しいことは不明。
枝条を伝って食害した様子は無いことから、寄生先を間違えただけか? -- tea-farm
- 苺にソルゴ巻も良いと思うのですが、お茶巻っていうのも良いかも。
というのは、最近、苺栽培を始めた農家で回りが茶園という人がいたのですが、回りが水田と違って、
主な害虫は、チャノキイロということで、
アブラムシ、アザミウマ、コナジラミが抑制できるのでは、などと思ったりしています。
これらの害虫は、お茶にいる物でしょうかね。-- 苺FUJISAWA
- どれも茶の加害虫ですが、種類が違いますからイチゴのバンカーにはなるでしょう。
しかし、好酸性植物であることと、初期生育の良い品種でも2年程度立たないとバンカーに適した大きさにはなりません。
この点に問題がないのであれば行けそうですが・・・。
逆に、茶だと周囲が水稲のところは周囲からの影響が少なくて楽なんですけどね。
米と茶の取り合わせは結構イケてると思ってます。
茶と最悪なのが、柿、柑橘、ナス、キウイですね。チャノキイロやカンザワの発生源であるばかりか、商業ベースでない限りどれも無防除で取れてしまいますので、隣接する茶は大変です。これは今年のウチの試験でも数字として出ました。
追記)コナジラミ(ミカントゲ・・)はこちらのみで加害が確認されている害虫(?;現在のところ、すす病のみ)ですので京都以外では無視して下さい。-- tea-farm
- このスレッドトップの投稿についてですが、ソルゴ自身は適当な肥料と温度、日照さえあれば勝手に大きくなります。
高さについては品種次第ですが、三尺ソルゴーと言われる品種であれば、FUJISAWAさん御希望の高さにしかならないはずです。
ナスでは花粉が付くと言うことで、出穂しない品種も試験されたようですが、最新の情報によれば、ヒメハナカメムシの幼虫が花に比較的多いと言うことです。
こちらで推奨されている品種は"風立""三尺"と言うことです。
ウチではタキイの"ラッキーソルゴー"を使いましたが、出穂時で2.5m位になりますので、使いにくいです。 -- tea-farm
- 三尺ソルゴーについて -- 大阪 梅澤
黄色灯導入上の問題†
大阪梅沢 (2005-10-06 14:47:58 (木))
大阪の水なすハウスでも、黄色灯によるヤガ類(特にオオタバコガ)対策は効果的でした。露地でも導入したいところですが、電源がありません。近くに電線はあるので、工事は可能ですが、連作回避のため毎年ほ場を変え、場合によっては人のほ場(水田)を借りたり、水稲しかしない農家とほ場を交換して利用する場合もあるので、うまくいきません。京都はどうされているのでしょうか。
- 太陽光発電との組み合わせも研究されているようです。ご参考まで。
中山間地域におけるクリーンエネルギーを利用した野菜の省力安定生産技術 -- Sekizuka
- うちでも太陽光とLEDの組み合わせをやったことがあります。久保田豊・塚本勝孝・真野稔・柴尾学・田中寛(2004)パルス発光式LED黄色灯の照度分布.関西病虫研報(46):105-106. -- 田中寛@大阪食みC
- ・・・ただ,現在のところはまだ実用的ではありません。 -- 田中寛追伸
- 実用的ではない、というのは費用的な問題でしょうか? -- Sekizuka
- 費用的な問題はとにかく大きいです。また,現時点ではたとえ消費電力の小さいLEDであっても,太陽光発電では電力を充分供給できず,上記報告(関西病虫研報)ではパルス発光にせざるを得ませんでした。関病虫のOKを取って,上記報告をWikiおよび田中のビジネスサイトに掲載できるようにしたいと思います。 -- 田中寛
- 関塚さんに質問:ここで聞くのもなんですが,Wikiで「New」があった場合,メールで知らせてもらえるシステムがあると,木浦さんが言ってました。どうすればいいのでしょうか?・・・この質問への回答はIPMMLにお願いします(^o^)。 -- 田中寛
- 掲載を楽しみにしています。。。。。ちなみに私はIPM-MLへ入会してないんですが(^^;) -- Sekizuka
京都市近郊ほかのソルゴー障壁栽培の近況†
[[小宅 要 ]] (2005-06-15 (水) 15:10:51)
京都府京都乙訓農業改良普及センター小宅から報告します。
環境にやさしい農業の推進の柱として、当普及センターでは
ナスのソルゴー障壁栽培(黄色蛍光灯を含む)を推進しております。
特に、ソルゴー障壁栽培の取り組み状況は、先日の近畿農政局の近畿地域環境保全型農業推進シンポジウムの奈良県さんの報告で、取り組まれていることが分かりましたし、
ソルゴー障壁栽培の仕組み等につきましては、当普及センターに徳島県さんを始め複数の県(大分、群馬、愛知、熊本他)から照会があり、ご説明させていただいております。
また直接農家さんからも電話、メール等でご照会もあり、取り組みたいという意見が多かったので、点的には広まりつつあると感じています。
一方、ナス以外の品目にも広がり始め、静岡はお茶、徳島はオクラなど、京都はキュウリほか試行しつつあるようです。
水なすソルゴ巻のソルゴの処理†
梅沢類 (2005-05-25 (水) 09:19:22)
大阪府泉州農と緑の総合事務所農の普及課の梅澤といいます。
大阪の事例でも、ソルゴはなすの残査とともに焼却しています。
農家の感想では、なすの始末に比べたら、ソルゴを片づける労力などたかが知れているとのことです。
ソルゴは出穂後は急速に堅くなってしまい、鋤込みは無理かと思います。牧草としての収穫適期も穂ばらみの時期です(リグニンが少なく消化がよい)
昨年やや密植になったところは、桿が細くなり刈り込みやすかったので、本年は意図的に播種量を増やしています。
- 発言間違いと言う事だったので、修正してみました。不都合があれば御連絡下さい。 -- 関塚
なすのソルゴー障壁を利用して†
bigmag (2005-05-19 (木) 18:09:11)
ナスのソルゴー障壁を利用された農家さんの意見をお知らせします。
良かったこと
「アブラムシ防除の農薬散布回数が3分の1に減った(感覚談)」
困ったこと
「栽培が終わった後のソルゴーの処理について」
どうしても茎も大きく土にすきこむことが出来ず、野積み・焼却するしかないのでは?という意見が多いです。
堆肥として利用するにはあまりにも時間を要します。
そこで、わが地区特産京都乙訓のたけのこ栽培をされている農家さんで、
たけのこやぶに、敷き藁の変わりにならないか…と考え、現在実行中だそうです。
- どこに書くか迷いましたが、ココが適当かな?
ポジティブリスト制施行にあたって、隣接圃場へのドリフト軽減を目的としてソルゴ巻きが対策の一つとして浮上してきています。
生産者からの問い合わせもあり、ナス以外でも今夏ブレイクする可能性をはらんでいます。
私見としてはコスト/労力の面でネットなどより遙かに設置が用意であること、害虫バリアとしての機能も見込めることなどから、注意点も含め問い合わせがあった場合には推奨してみたいと思っています。 -- tea-farm
近畿中国四国農業研究掲載記事(京都府)紹介†
田中寛 (2005-05-19 (木) 16:13:53)
「近畿中国四国農業研究」誌95〜96ページ「普及現場の最前線」に「土着天敵を活用した露地ナスのソルゴー障壁栽培の取組」(著者:京都府京都乙訓農業改良普及センター小宅要氏)が掲載されているので,紹介します。京都乙訓管内には700戸の露地ナス販売農家があり,2004年には110戸(15%!)がこの栽培方法を実施しているそうです。黄色蛍光灯も併用しているようで,そのほか,普及センターの活動状況が記載されいます。
泉州農の普及課ソルゴ囲い込み防除例の添付†
田中寛 (2005-05-19 (木) 15:56:25)
泉州農の普及課ソルゴ囲い込み防除例を添付しました。本ページの最下段にあるので,クリックしてください。これはあくまで防除例です。もっと散布回数の少ないやり方も可能です。なお,農薬登録は頻繁に変わるので,利用の際は必ず登録を確認してください。
泉州普及センターだより36号(2005年3月31日)の添付†
田中寛 (2005-05-19 (木) 15:51:08)
泉州普及センターだより36号(2005年3月31日)を添付しました。本ページの最下段にあるので,クリックしてください。
農林害虫防除研究会第10回大会(石川大会)講演要旨†
田中寛 (2005-05-19 (木) 15:23:00)
泉州農の普及課の梅澤さんと共著で,標記大会(2005年6月23〜24日)で講演することにしました。講演要旨をここに公開します。農林害虫防除研究会には著作権規定がないので,著作権は著者に属する(このように公開して問題ない)と考えます。
ソルゴ囲い込みによる露地栽培ナスの害虫管理
梅澤 類・○田中 寛*(泉州農の普及課・*大阪食とみどり技セ)
岡山県農試の永井が開発し,とくに京都府の露地栽培ナスで急速に普及した「ソルゴ囲い込みによる露地栽培ナスの害虫管理」について,2003年4〜11月に普及実証試験を行った。貝塚市木積の農家露地圃場(品種:水なす,定植:5月2日,栽植密度:畝幅200cm,株間70cm,1条植,施肥・一般管理は慣行)においてソルゴ囲い込み区(以下試験区;5a;346株)と農家慣行区(以下慣行区;10a;692株)を設置した。4月19日にソルゴ種子1kgを試験区の両端の畝と枕畝に播種し(費用1,000円),12月17日に生育したソルゴを処分した。慣行区では防風(果実の風ずれ防止)のために目合5mmの青色ネットを高さ180cmで圃場周囲に障壁状に展張した。調査は,試験区では6月5日〜10月23日の間20回,慣行区では7月2日〜10月19日の間14回,それぞれマークした12株と5株の中位葉2葉について,農家同伴で害虫と天敵を計数した。調査時間は毎回約1時間で,農家は興味を持って調査を継続し,薬剤散布の効果や天敵による害虫の捕食等を観察・確認した。ハダニ類に対するフェンピロキシメート剤による防除効果が低い事実を確認したことも成果のひとつである。
試験区ではハナカメムシ類は7月中旬〜9月下旬の間多く,10月上旬以降は減少した。一方,アザミウマ類は6月中旬〜7月上旬の間多く,7月中旬〜9月下旬の間非常に少なく,10月中旬に再び多くなったことから,ハナカメムシ類によりアザミウマ類の密度が抑制されたと考えられる。泉州地区の水なすの露地栽培においてはアザミウマ類,ハダニ類,オオタバコガが主要害虫であることから,また,試験区では慣行区と同等に風ずれ果実が少なかったことから,本方法に対する農家の評価は非常に高かった。4-CPA液剤を除く薬剤散布回数は,試験区では殺虫剤(天敵に悪影響の小さい殺虫剤を選択)13回,殺菌剤7回の計20回で,慣行区の殺虫剤20回,殺菌剤9回,計29回に比べて省力的であり,両区の病害虫による被害はほぼ同等であった。これらの結果は4Hクラブ等で報告され,興味を持つ農家が増加した。泉州地区におけるソルゴ囲い込みによる露地栽培ナスの害虫管理は,2004年には7農家,2005年には15農家において実施されており,今後徐々に(または急速に)普及すると予想される。
試験区における特異的害虫として,ニジュウヤホシテントウとミナミアオカメムシが多発した。ニジュウヤホシテントウに対しては9月11日にクロルフェナピル剤を(併殺)散布したが,本剤によるハナカメムシ類に対する悪影響の持続期間は短く,1週間程度と推察された。また,10月上旬のミナミアオカメムシに対しては,ハナカメムシ類が減少しつつあったため,在来天敵による害虫管理を打ち切り,アセタミプリド剤により(併殺)防除した。今後,ニジュウヤホシテントウ,ミナミアオカメムシ等の特異的害虫について,防除効果が高く,かつ天敵に対する悪影響が小さい薬剤を探索するとともに,それらの薬剤を当該害虫に対して登録する必要がある。
なお,天敵カルテシステム内の「天敵Wiki談話室−ナスのソルゴ巻」において,本方法のさらなる普及のために,関連情報を有機的に収集しつつある。ぜひ活用されたい。
天敵Wiki:http://wiki.tenteki.org/,談話室/ナスのソルゴ巻
ナスの新たな害虫防除法†
S (2005-05-10 (火) 13:09:59)
ナスの新たな害虫防除法を開発 京都府農業総研
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050504-00000018-kyt-l26
夏の京野菜を代表するナスの新たな害虫防除法を、京都府農業総合研究所(亀岡市)がこのほど開発した。飼料作物栽培と黄色蛍光灯設置を組み合わせることで効果的に駆除できるという。・・
(京都新聞) - 5月4日
こういう情報はありがたいです†
田中寛 (2005-04-25 (月) 17:08:55)
現代農業の記事の紹介,どなたか知りませんが,ありがたいです。こういう情報を積み重ねて行きたいと思います。
この天敵Wiki談話室の経過・成果等については,6月23〜24日に金沢市で開催される農林害虫防除研究会第10回大会(石川大会)で報告する予定です。
月刊 現代農業より†
(2005-04-19 (火) 12:00:14)
ソルゴー植えたらホントにナスがきれいにできた!
http://www.ruralnet.or.jp/gn/200106/tenteki.htm
月刊 現代農業>2001年6月号>特別号
ファイルの添付の仕方†
Sekizuka (2005-04-12 (火) 09:25:28)
ページの上方に[リロード][新規|編〜差分|添付]というメニューがあります。
その[添付]をクリックするとアップロードのためのメニューが出ます。
そこで[参照]ボタンを押して、ご自分のPC上にある添付したいファイルを指定してください。その後[アップロード]ボタンを押せば完了です。
- 上記の方法でアップロードしたファイルはページの最下段に表示されます -- Sekizuka
- 画像ファイルの貼り付けは行頭に「#ref(画像ファイル名)で行います -- Sekizuka
- 画像ファイル名はURLでも可能です -- Sekizuka
ソルゴ巻談話室のできた経緯と使い方(IPM:1527の再掲)†
田中寛 (2005-04-12 (火) 09:08:33)
野島さん,IPMMLのみなさん
田中寛@大阪府立食とみどりの総合技術センターです。
IPMML上のQ&Aを見るに見かねた(笑)S氏(匿名希望のため;
木浦さんではありません)が天敵Wikiにナスの「ソルゴ巻談話室」を
作ってくれました。
・・・天敵WikiはIPMMLのメンバーでなくても,誰でも作れるし,
投稿できます。これがIPMMLと違う点です。
「ナスのソルゴ巻談話室」
http://wiki.tenteki.org/
左側「最新の10件」2番目をクリックしてください。
泉州普及センターだよりのソルゴ巻のページはウェブサイトに
なっているので,ついでにリンクもしてくれたようです。
http://www2.odn.ne.jp/afn-sensyu/AECpage/tayori/36/news1/news1.html
・・・というわけで,野島さん,そのページを開いて,ちょうどBBSと
同じように書き込んでもらったらOKです。
田中 寛 (たなか ひろし)
大阪府立食とみどりの総合技術センター都市農業部総合防除グループ
〒583-0862 羽曳野市尺度442
天敵カルテ: https://www.tenteki.org/
KTSOS害虫文献データベース: http://riss.nobody.jp/ktsos/