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スクミリンゴガイ
Tag: 害虫 イネ 外来 雑草
- 和名(分類):
- スクミリンゴガイ
(ジャンボタニシ)(リンゴガイ科)
- 学名(英名):
- Pomacea canaliculata (Lamarck)
(golden apple snail)
- 食餌植物:
- 餌は主に植物質だが、動物質も食べる。
- 形態・生態:
- 成体卵とも凍結に弱く、最低気温が0℃以下になる場所には定着できない。
田植え直後に殻高 2センチ程度の個体が平米当たり2〜3頭いれば十分な除草効果を発揮する。
できる限り大きな充実した苗を植える、前年に卵塊を撤去して個体数を減らす、殻高2センチを越える個体は捕殺する、水深を2〜5センチの厳密な浅水管理する等で水稲被害を予防する必要がある。
ただし、この方法は,既に貝が侵入して十分に防除できない水田に限定すべきで、除草目的にスクミリンゴガイやカブトエビを導入してはならない。
コメント†
- 日本農業新聞2008/7/1 --
ラプラタリンゴガイ 3県で発見/九州沖縄農研センター【九州・沖縄】
スクミリンゴガイと同じ仲間のラプラタリンゴガイが、国内で見つかったとのこと。
- 中日新聞 2008/8/19 --
バケツ1300杯分、人力で捕った! ジャンボタニシ駆除大作戦
岐阜県安八町が、稲のジャンボタニシ防除対策として、住民が捕獲したジャンボタニシを買い上げる助成制度を始めたとのこと。
- ジャンボじゃなくなっていませんか? tea-farm --
ジャンボタニシと随分言われましたが、最近目にするスクミリンゴガイって、随分小さくなっていませんか?
普通のタニシサイズか、少し大きい程度になってきているように思います。
長く生きられなくなったのか、餌が少なくなったのか・・・。
- 寒冷地適応では? 農家 --
tea-farm さま
どの地域のスクミリンゴガイですか?
大型個体だと土に潜って越冬することが困難なので
小型個体に変異が偏ってるのではないでしょうか。
韓国北部はスクミリンゴガイが越冬できない場所で
除草用に移入してとか。
人の賢しらで生き物利用すると
手痛い目に遭うのだが。
- 京都市の市街地近郊です tea-farm --
今冬の温度ロガーのデータを纏めていないので、なんですが、水田の真ん中にある茶園の株内、地表面から20cm程度の位置で、3月末の低温だった日で-2度程度でした。
- 雪や氷の下は案外暖かい 農家 --
tea-fameさま
茶園のある傾斜地で
畑地だと冷気が土中までしみこむのですね。
水田だと氷が張った下は零℃以下になりにくいです。
旧世紀、平泉で稼いでいた頃
多年生雑草防除にプラウかけたけど効かなくて
遊水池を担当していた普及員に聞いたら
排水対策をしっかりしてから反転耕して
土中までしっかり凍結させるよう指導を受けました。
- >6 tea-farm --
傾斜地なんて書いていませんよ。思い込みで書いてはいけませんねぇ。
京都で傾斜地に茶園があるのは、もっと南部の宇治田原、和束両町、木津川市付近、南山城村位です。タイトルに、京都市と書いていますよね。
市街地付近で傾斜地って普通ないでしょ。
ウチの場合は、経営農地全てがFlatですし、近隣の恐らく数十haも当然ながら平地です。
こういった場所(BBSやSNSなど)で、書いてある事以上に推測する事は議論を後退させますので御注意を。
こちらで、田面で結氷するのは年に数回から多くても10回程度でしょう。
最近、霜柱を見る事はマレですから。
で、今年は大きいものばかりでした。といっても貝殻で5cm付近ばかりです。
それ以下も少ないし、それ以上も少ない感じ。
- 日本農業新聞2011/4/6 --
ジャンボタニシ防除 銅入り塗料で産卵阻止 九州沖縄農業研究センター
銅を嫌って近寄らない特性を利用して、銅粉入り塗料を忌避材として岸壁に塗る方法を開発したとのこと。
- 日経産業新聞2012/1/4 --
日本化薬、「イネ食べる貝を無害化」で続伸(参考記事)
日経産業新聞の1面に掲載、詳しくは紙面参照。スクミリンゴガイ用の農薬として、田植え直後だけ活動を阻止する製品を開発した、とのこと。有効成分はチオシクラムで、製剤化の工夫で水中に溶け出す速度を遅くした。
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