ミカンコミバエ
Tag: 害虫 外来 果樹 野菜 カンキツ
- 和名(分類):
- ミカンコミバエ
(ミバエ科)
- 学名(英名):
- Bactrocera dorsalis Hendel
(oriental fruit fly)
- 加害植物:
- 柑橘類のほか300種類以上の熱帯性の果実
- 形態・生態:
- 本種と類似種のB. carambolae, B. papayae, B. philippinensis等を総称して
「ミカンコミバエ種群」とよばれる。
2015年、奄美大島でミカンコミバエの侵入が確認されたため「緊急防除」が実施された。
その結果、本虫の根絶が確認され、2016年7月14日に緊急防除が解除された。
根絶事業†
雄除去法†
南西諸島では、「誘殺テックス板による雄除去法」による根絶事業が実施された。
オス成虫を誘引するメチルオイゲノール(メチルユージノール)と殺虫剤を染みこませた
テックス板を野外にばらまき、オスを大量誘殺してメスとの交尾の機会を減らす方法。
不妊虫放飼法†
小笠原諸島の場合は、雄除去法の試みが成功に至らず、不妊虫放飼法が併用された。
それにより、1985年に根絶に至った。
コメント†
Web昆虫図鑑/ハエ目