これらのキーワードがハイライトされています:20
パストリア水和剤で本当に線虫対策が可能なのか!
投稿者: キュウリ屋 投稿日:
話題についての詳細:
キュウリを長期作行っていると、この時期に一番問題になるのが線虫です。
栽培初期には様々な手法で線虫密度を低く出来ても、8ヵ月間の長期作になると、その間に線虫密度が高くなってしまいます。
そこでパストリア水和剤を検討しているのですが、このような菌で本当に線虫対策が可能かどうか、皆様のご意見をいただきたく思います。
派生した話題:
コメント:
- 見落としていた Sekizuka --
うわ、派生していたのに全然気がついていませんでした。失礼。
で、対策が可能かと言う事ですが、不可能ではないはずです。
効果がなければ現行法制度では登録がとれません。
ただし、天敵製剤全般にそうですが、化学農薬に比べて使いこなしにコツが必要なはずです。
- 公式資料 Sekizuka --
まず、公式資料をじっくり見ると色々見えてきます。
http://www.sankei-chem.com/pasutoria3/top.htm
↑はメーカーの資料です。これの「よく寄せられる質問と回答」というのを見ると「サツマイモネコブセンチュウのみに効果があり,他のネコブ線虫の種類に対しては効果はありません.」だそうな。
このセンチュウはキュウリにも寄生するよう*1ですが、他のも寄生するような表現*2もあります。
で、キュウリ屋さんが被害を受けているセンチュウが何か、というのが問題になりますが、それを専門に扱っている人間じゃないと同定できないと思います。たまたま、人脈があればよいのですが。。。
- 同定できそうな人って言うと Sekizuka --
登録を平成10年に取得していますね。
発売直後だとメーカーさんも力を入れているので、結構、協力してくれるんですが。今だとどうかな。。。
http://senchug.ac.affrc.go.jp/link.html
↑がセンチュウ学会にあるリンク集です。この辺がセンチュウに強いんでしょうね。
ちなみに中央農研は虫害防除部線虫害研が担当していたようですが、この4月の組織変更でどこがどう担当しているやら。(^^;)
http://narc.naro.affrc.go.jp/soshikizu.html
- コストが問題 キュウリ屋 --
キュウリに付く線虫のほとんどがサツマイモネコブセンチュウなので、パストリアが本当に効果的なら有効だと思っています。
しかし、試しに実施するとしても10万円以上の出費は我が家の大蔵大臣から許可が出ません。せめて2万円〜3万円/10a程度ならやってみる価値はありそうなのですが・・・。
- 線虫学会の"リンク先"・・ tea-farm --
Sekizukaさんのリンク先の"対抗植物"のリンク先を見ると、ソルガムは卵のうを形成し云々とありますよ。
被害を呈する程度なのかどうかとか、作物よりバンカープランツの方を好むなら移動してくれる様なこともあるかも知れませんが、地上部の害虫推移の観察と地下部の観察の両面が必要なようですね。
この報文を見る限りは、マリーゴールドも効果があるようですね。ウチで以前にやった結果は、線虫ページにザックリと書いてますので、ご参考下さい。(ネグサレ対象ですが、種はキュウリの苗数株分で買えますし・・・手間の方が問題だけど)
(上記"リンク先"表示はそれぞれ該当ページにリンクしています:これを書いておかないと”リンク”のページと勘違いされるので敢えて記述)
- >4 Sekizuka --
バッチリ、はまると数年間、効果が持続しそうな気もしますが。
とりあえず、あれこれ検索結果を貼っておきます。
1:施設トマトにおける線虫のリサージェンスを回避する微生物資材と植穴くん蒸の併用技術中央農研
2:露地トマト圃場における天敵出芽細菌のネコブセンチュウ抑制効果NARC
3:VA菌根菌とパスツーリア菌の併用はネコブセンチュウ害を相乗的に抑制するNARCトマト
4:環境に配慮した土壌センチュウ対策 半促成キュウリ金沢
5:メロンにおけるネマトーダ対策試験(春作)福井
6:寄生細菌の利用によるイチジクのネコブセンチュウ防除静岡
7:サンドファームの取り組み千葉キュウリ
8:対抗植物、天敵微生物等を利用した線虫防除技術
9:サツマイモネコブセンチュウ防除に及ぽす市販線虫対抗植物の持続効果並びに対抗植物と線虫天敵細菌Pasteuria penetransとの組み合わせ効果の検討
8が詳しいな。8は1の人が書いているのか。
新しい話題の派生†
派生した話題のリスト†