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第17回天敵利用研究会

「虫媒性ウイルス病の防除における天敵利用のあり方」
平成19年度野菜茶業課題別検討会と共催)

開催要領

独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所
野菜IPM研究ーム 本多健一郎

1.趣旨

 近年発生が拡大しているトマト黄化葉巻病やメロン黄化えそ病などの虫媒性ウイルス病に対して、従来の天敵を利用した防除技術は効果が低いと考えられてきた。また、これらウイルス病の感染防止を目的とした殺虫剤散布の増加により、これまで構築してきた天敵を主体とする防除体系を放棄せざるを得ない場面も出現している。ところが、2005年にわが国で発生が確認され、その後各地で問題となりつつあるタバココナジラミのバイオタイプQは、ウイルス病感染阻止のために多量に使用された殺虫剤によって淘汰された、新しい抵抗性個体群と考えられている。これは、殺虫剤抵抗性の発達を抑制し、かつウイルス病の発生を被害許容レベル以下に管理するための新たな総合防除体系の確立が必要であることを意味しており、その中で天敵利用も一定の役割を果たすべきと考えられる。
 本研究会では、虫媒性ウイルス病の防除において天敵利用が果たし得る役割について様々な角度から検討し、今後の新たな天敵利用技術の確立に向けて論議を深めたい。

2.開催日時

平成19年11月27日13時〜11月28日15時

3.開催場所

津アストホール(津市アストプラザ4F、津駅東口駅前)Tel: 059-222-2525

4.研究会の内容

(1)シンポジウムとパネルディスカッション

シンポジウム:講演者と演題

矢野栄二(近畿大)ウイルス媒介性昆虫に対する天敵利用:総論と海外の研究情勢
村井保(宇都宮大)アザミウマ防除における天敵利用とウイルス病の防除について
大野和朗(宮崎大)コナジラミ防除における天敵利用とウイルス病の防除について
田口義広(出光興産)トマトにおける天敵利用と病害虫防除
古味一洋(高知農技セ)ナス、キュウリにおける天敵利用とアザミウマ防除

パネルディスカッション:講演者全員

宮井俊一(中央農研)司会
本多健一郎(野菜茶研)コメンテーター

(2)参加申し込み者による一般講演

プログラム

5.参集範囲

  試験研究機関の研究者、普及機関担当者、生産者、企業関係者等、天敵を利用した病害虫防除に関心のある方

6.連絡先

 事務局:野菜茶業研究所 野菜IPM研究ーム
 電話: (059)268-4644, Fax: (059)268-1339
 電子メール: ohtaiz@affrc.go.jp

7.その他

 参加者はfile別紙参加申込要領に従い、申込書に記入の上事務局に提出して下さい。


添付ファイル: file参加申込要領.pdf 1866件 [詳細]

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Last-modified: 2007-09-18 (火) 23:22:21