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パナマ短信-1(25-05-2003)木村裕

IPM-ML>パナマ短信—1 より引用

パナマ短信送付にあたって

 4月1日からJICAシニア海外ボランティアとして、中米パナマへ赴任しました。任地はパナマシティから480Km離れたコスタリカ近くパナマ第3都市、人口10万人余りDavid市です。そこで、組合庁に所属し、カウンターパート(現地スタッフ)を通じて各農協で農作物病害虫防除指導をするが仕事です。
 こパナマ短信で、現地で生活や仕事を通じて見たこと、聞いたこと、体験したことなど、偏った見方かもしれませんが思いつくままに綴りました。皆様方にパナマ国を少しでも理解していただければ幸いです。

パナマ到着

 4月2日、パナマJICAスタッフ出迎えを受けて、入国審査、税関検査もスムーズに終わり、これからしばらく滞在するホテルでチェックインも手際よく完了。シニア海外ボランティア(今後は簡単にSVと言う)10名、そ随伴家族3名大所帯をスムーズに迎え入れた現地事務所お手並みはさすがと感心しました。それに引き替え、我々旅行を手配した優秀な?旅行会社(Kライントラベル)手配はお粗末きわまりないもで、アメリカ(ヒューストン1泊)で乗り継ぎではトラブル続出でした。

パナマシティで生活拠点(4月2〜23日)

 到着後しばらくは現地に慣れるため、オリエンテーションと語学研修(スペイン語)が行われました。滞在したホテルはアパートホテルで、居間、寝室、トイレ兼風呂兼洗面室、台所があり、各部屋は広く、かなりゆったりしたもで快適そでした。我が家よりも広いかも? 東京にあるウイークリーマンションとは比べもにならないほど広く、設備も優れていました。利用料金面ではあまり差はないですが。
 寝室にはダブルベッド2つと鏡台、居間にはソファー2つとテーブル、脚高いテーブルと椅子6脚、電話台、台所にはガスコンロ、冷蔵庫、電子レンジ、流し、コーヒーメーカ、ジューサー、洗濯機、乾燥機、食器・鍋一式
 市中心街にあり、朝食付きで、掃除も毎日してくれ、安全面でもよいで、ここを住処として活動するSVもいます。

パナマシティ

 新市街では、数十階ビルがたくさんそびえ立っていて、遠目にはニューヨークにある摩天楼小型判ようで、発展途上国とはとても思えない様相です。これらは主としてオフイスビル、ホテル、マンションで外観や入り口は立派なもです。しかし、一歩街路に出てみると、道路舗装はまあまあですが、歩道はがたがたで、舗装されていないところも多いようです。雨が降るとどうなるでしょうか? 話しによると道路が水びたしになるとことです。
 一方、旧市街はスペイン人が移住した当時建物が狭い道両側に並んでいます。外観をみているとそれなりに趣がありますが、じっくり観察すると、屋根は抜け落ち、ドアはぼろぼろ、貧しい人たち住宅街(スラム街)になっています。昼間でも治安が悪いで近寄らないようにと注意を受けています。
 私たちが仮住まいしていた中心街では、服装関係きれいな店がいっぱい並んでいます。また、レストラン、文房具、電気器具、インターネット関係店もあります。一方、歩道上で台を置いて、携帯電話、電話ケース、装飾品、モラ手芸を並べている青空店もあります。
 また、新市街外れには大きなショッピングセンターもあり、そ周りにはレストランや各種商店、スーパーも並んでっで賑やかです。そ上にセントロ(中心街)では日曜日にはすべて店が閉まりますが、ここでは営業しています。

ヒューストンでトラブル??

1.到着時トラブル
・入国審査に長蛇列:ロスアンジェルスで2時間かかった経験がありますが、今回もそれに劣らず時間がかかりました。タイミング問題だと思いますが、とにかくアメリカ入国には時間がかかります。
・荷物スルー連絡不足:人間は入国するが荷物はそままパナマへ積み替えて行く手はずになっていたが、そ連絡が日本ツアー業者から届いていなくて一悶着。また、日本ツアー業者からアメリカ入国には正直に申請するように言われ、例えば食料を持っていれば申告するようにと。そ申告ために全員植物検疫コーナーに回され、空港預け荷物を開けさせられる羽目になってしまった。馬鹿正直見本!! 業者アドバイスは最悪。 お陰で猛烈に時間がかかってしまった。

2.出国時トラブル
・セキュリティチェックを受けに大きな荷物を抱えた日本人集団がやってきたを見つけた場内整理員が親切にも最もチェックが厳しい場所に案内してくれ、ひと騒動。飛行機安全を守るためには仕方がないが、全員とんでもない経験を受けることになった。全員が人と物と金属探知検査を受けた後、
 パソコンみを取り出して再度レントゲン検査
 靴を脱がされて、そレントゲン検査
 体全体検査(手を左右に広げ、全身くまなくボディチェック)
 手荷物をすべて開いて内容検査。
 また、アメリカ入国で1万ドル以上持っていることを正直に申請したSVは出国時手続きにあちらこちらへ行かされ、たいへんな手間をくってしまった。これも旅行業者アドバイスが裏目に出てしまった。

 いろいろ騒動がありましたが、全員無事にパナマへ着き、非常に元気で、現地へ順化も進み、5月に入るとつぎつぎにホテルを引き払って2年間過ごす住処へ移っています。私も数日前に新しい住処へ移りました。

(文:木村裕)

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Last-modified: 2007-08-14 (火) 19:01:23