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バイオタイプ(biotype)


Tag: 害虫 雑草 細菌 環境

概要

 バイオタイプとは、外観ではほとんど区別できないが、遺伝子型や寄主植物へ影響が異なる系統事。
 外観がほとんど同じという事は、従来形態に基づいた分類学では同一種と扱われるが、利用面などから別扱いした方が便利なで使われいる。
(従来から「変種」扱いなど、どこから別種扱いにするかは悩ましい話題である。)

トピックス

タバココナジラミバイオタイプQ

 タバココナジラミは約40種類バイオタイプがあるとされている。特にバイオタイプBをシルバーリーフコナジラミという。ちなみに国内在来種バイオタイプは不明とされている。
 バイオタイプQは1996年にスペインで初めて発見され、以後、各国で発見されている。日本では2005年2月に宮崎県で(独)九州沖縄農業研究センター上田氏により発見されている。シルバーリーフ(タイプB)と交雑はない*1と言われている。
 バイオタイプQ(typeQ)が特に話題になるは、薬剤耐性が非常に発達している事と、形態上区別ほぼ不可能なシルバーリーフ(typeB)と同様TYLCVを媒介するため。

発生情報は、タバココナジラミ 参照

P.fluorescens変遷

文部科学省パブコメより
「研究開発等に係る遺伝子組換え生物等第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令規定に基づき認定宿主ベクター系等を定める件(平成16年1月29日文部科学省告示第7号)改正に対する意見募集実施結果について」

P. fluorescensはProteobacteria門、Gammaproteobacteria綱
Pseudomonadales目、Pseudomonadaceas科、Pseudomonas属
fluorescens種に属するグラム陰性バクテリアであり、自然界では食用野菜
を含む植物表層、土壌、水圏に普遍的に認められるバクテリアである(1)。P.
fluorescensは当初そ諸性質より7種亜種(biotypeA-G)に分類されてい
たが、そ研究によりbiotype Dおよびbiotype Eはそれぞれ
Pseudomonas chlororaphisおよびPseudomonas aureofaciens2種に
再分類されることとなり、P. fluorescensは現在そ諸性質より5種亜種
(biovarI-V)に分類されている。

水稲除草剤抵抗性雑草

 水田雑草において、スルホニルウレア系除草剤(SU剤、一発処理剤主な成分)に抵抗性を有するバイオタイプが出現している。アゼナ類、ホタルイ類、コナギなど。

類語

資料

参考、出典

コメント 、改訂履歴等

  1. とりあえず Sekizuka -- 2006-02-22 (水) 14:59:09
    作成
  2. う〜ん Sekizuka -- 2006-03-09 (木) 18:19:32
    biotypeとbiovar違いがわからん。。。業界違いとか?
    お名前: 題名:

天敵用語集


*1 宮崎県病害虫防除・肥料検査センター,未発表

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Last-modified: 2007-08-08 (水) 18:41:54