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生態系サービス評価に関する国内外の動向と展望†
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主催:農林水産政策研究所
日時:平成28年7月14日(木曜日)14時00分〜16時00分
場所:農林水産政策研究所 セミナー室
- 蒲谷 景 氏(地球環境戦略研究機関 研究員)
「空間的な生態系サービスの評価」
生態系サービスに関する近年の研究や各国のアセスメントでは、生態系サービスを空間的に評価することが重要な要素のひとつになりつつあります。本報告では、これらの動向や日本における生態系サービスのマッピングの実施状況などを概括するとともに、土地利用モデルと生態系サービスのマッピングを組み合わせた研究について紹介します。また、この文脈での経済価値評価や政策への貢献の可能性についても考えます。
- 佐藤 真行 氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授)
「都市域における生態系サービス評価と指標の活用」
都市部における生態系サービスは、文化的サービスや審美的サービスの占める割合が大きいため、市場価格や市場分析を通じた評価が難しい面があります。しかしながら都市域においても生態系サービスが高い生活の質を支えていることは間違いありません。本報告では、都市緑地に着目して、事例調査を通じた都市生態系サービス評価について報告します。また、こうした生態系サービス評価が、生態勘定や持続可能性指標など、様々な指標に活用されている現状を紹介し、政策立案・評価ツールとしての利用についても考えます。