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アレチウリ(荒地瓜)


Tag: 雑草 ダイズ トウモロコシ 外来

概要

和名(分類): アレチウリ (ウリ科
学名(英名): Sicyos angulatus L. (Burcucumber)
寄生病害虫:Tobacco budworm (Heliothis virescens F.)の宿主となる。キュウリモザイクウイルスやキュウリ緑斑モザイクウイルスに対する感受性がある。cotton caterpillar(Pyralidae)やleaf beetle(Aulacophora spp.)もアレチウリの葉を食べることがわかっているが、天敵として働いているかは不明である。
形態・生態:
北米原産の一年生帰化雑草。つる性で一日で30cm以上伸長することもある。5-8mまで達する長いつるが作物に絡み覆いつくすことで大幅な減収をもたらす。浅く5裂した葉身は直径25cmの大きさにまでなる。葉柄は2.5-10cm。花は雌雄同株で5つの花弁をもち緑白色。雄花は長い花柄上に総状花序となってつく。雌花は短い花柄に頭状に塊となる。一つの果実に種子を1つずつ含み、3-15個の果実が塊となってつく。果皮は、4つのタイプの毛(8-10mmのとげ、長く継ぎ目のある毛、短くとがった円錐状の毛、単細胞の円錐状の毛)で覆われる。種子は15×10mm程度の大きさで、暗褐色から黒色、平べったく、表面は滑らか。
原産地では川の土手や藪に生育する。日本では河川敷や荒地などのほかに飼料畑にも侵入している。トウモロコシ、大豆、かぼちゃなどの夏作物で問題となるほか、河川敷では在来植生を抑圧することなどから、2006年に特定外来生物に指定された。
発芽適温は20-30℃で、10℃以下あるいは35℃以上になると極端に発芽率が低下する。発生時期は生育期間全体に及び、インディアナ州では4月の終わりから10月まで発生する。土中からの出芽深度は1-5cmが最大で、限界深度は15cmといわれる。短日性が強く、長日条件下では栄養生長を続ける。8月から9月ごろ開花期を迎える。競合がない条件では、1個体あたり4500-78000個の種子を生産する。

参考

コメント

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雑草

分類->ウリ科
和名=アレチウリ,学名=Sicyos angulatus L.,英名=Burcucumber,寄生病害虫=Heliothis virescens F.
雑草

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Last-modified: 2019-10-10 (木) 16:35:01