Wiki(うぃき)
右図は従来のwebページの概念図である。
ページへの書き込み、編集はネットワーク内部のものしかできない。ISP等にスペースを持っている場合はFPT等の特殊な方法でログインして同様の立場になってから作業を行う。
これに対し、Wiki等はページ閲覧者も編集を行う事ができる。その意味ではいわゆる掲示板(BBS)も同様であるが、BBSが決められたフォームへの入力に限られ、基本的に時系列に沿って配置されるのに対し、Wikiではその種の制約がほとんど無い。
管理者の設定にもよるが、基本的には通常のwebサイトで取られている表示はほぼ全て可能である。
しかも、通常のwebサイトで使用されているhtmlに比べ、非常に簡易な整形ルールでそれが実現可能である。
メール、BBS、blogは気軽に入力できる。しかし、それ故に優れたデータが埋もれてしまう。全文検索技術が発達したとは言え、この傾向は変わらない。
一方、天敵カルテの様なフォーム形式のデータベースにはそれがおこりにくい。しかし、どうにも記入がしにくい。
これらの中間点がWikiだと言える。何しろ、入力は人間が好き勝手にやるので自由自在である。但し、それ故に敷居は高い(データベースに比べれば大分マシだが)
Wikiの語源としては2つの説があるようだ。
最初のWikiは、Ward Cunningham氏の「WikiWikiWeb」というサイトで使っていたプログラムであり、氏がこのソースを公開した事から様々なWikiクローンが発生した。
結城浩氏が作ったから結城Wiki=YukiWiki。
perlで書かれている。
YukiWikiを参考にphpに移植したのでPukiWikiというようだ。
当然(?)、phpで書かれている。
http://ja.wikipedia.org/
Wikiを使って、多くのボランティアによって作られつつある、web版百科事典。
http://slash-interview.sourceforge.jp/pukiwiki.php
本家(英語)に載ったインタビューを中心に翻訳し、日本語版にネタを提供する有志によるプロジェクト。
http://www.saiin.net/~silphire/slashdot/shaten/
上述の日本語版/.に出てくる言葉を集めて解説したもの。