いつまで「鉢物」「切花」か?
最近、アメリカの会員制量販店サムズ(ウォルマート系)が店舗内のカテゴリー分けを変更するという発表がありました。今までは「雑貨」「食品」と言った日本の小売店でもよく見られる分類でしたが、これからは「ヘルス」「エンターテイメント」と言った利用場面にに応じた再編です。
これを花卉生産で考えてみましょう。研究会などは農協などの部会単位で計画されることが多いですが、ほとんどの場合、「鉢物」「バラ」「一般切花」などと言った生産者の都合による分類になっています。これはこれで重宝なので無くす必要は無いのですが、それだけに頼る活動では、そろそろ限界があるのではないでしょうか。同じ鉢物でも、利用場面によって「卓上」「フロア」「エクステリア」などが考えられ、それぞれ切花や植木などとのコラボレーションが有効そうなものも多いのではないでしょうか?
利用場面を念頭に置いた商品開発が無い産業が栄える事はありません。