タグ(tag)
Tag: wiki
衣類などを購入すると紐で付いているフダ(多くはサイズ、商品特性などが書いてある)、あれが本来のタグである。
IT関連ではファイルに付けられる「見出し」「ラベル」の様なものを指す。
文書管理に携わった事がある人なら共通の悩みが理解ある。つまり「この資料は何処に入れるのが最適なのか?」である。
具体的に言えば、「ミカンキイロアザミウマの生態資料」は「イチゴ」などの作物別フォルダか、それとも「病害虫」フォルダにするか、と言うことだ。
これについては様々な試行錯誤が行われてきた。例えば、前述の例で言えば「コピーをとり、両方のフォルダに入れておく」と言う方法もある。しかし、この場合、誰かが病害虫フォルダの資料に修正を入れても、それが作物別フォルダに反映されない。
また、実際の問題として「分類項目の設定(前述の例で言えば「病害虫」とか)」というものが時代によっても違い、適切に管理するのが困難と言うこともある。
タグを導入した場合、前章の悩みは安易に解決する。「イチゴ」と「病害虫」の両方のタグを付ければ済むからだ。実際に以下のタグをクリックしてみれば、「イチゴ」と「病害虫」のどちらでも「ミカンキイロアザミウマ」のページに辿り着ける。
Tag: イチゴ 病害虫 タグ
タグにはもう1つの利点がある。それは、自分では思いつけない側面を見つけられる、と言うことである。
前の例で言うと、「ミカンキイロアザミウマ」のページにはタグが付けられている。タグには基本的に数の制限がないので幾らでも付けることが出来る。場合によっては、自分以外のユーザーにより想像を絶したタグが付けられることもある。いわゆるブレーンストーミング的なものに近いが、IT業界ではフォークソノミー(folksonomy)などとも言われる。
タグクラウドとは、そのサイト内のタグ別の数をフォントの大きさで表したものである。具体的に見た方が直感的に理解できるので以下に天敵Wiki内のタグクラウドを示す。
&tag(タグ1,タグ2);
編集で上記のように書いてください。タグ(タグ1などの部分)以外は半角です。
「談話室/Wiki動作の要望、質問/タグ&タグクラウド」を参照してください。