カイガラムシ類(介殻虫)
分類上ではカイガラムシ上科(Coccidea)に属する昆虫の俗称。
その名の通り、貝殻状や蝋状の分泌物によって体表面を覆っていることが多い。この分泌物によって遮蔽されるため、薬剤による防除が困難である。地域や種により時期が異なるが遮蔽物から出る時期が大抵あるため、その時期を逃さずに防除するのがコツである。
研究は比較的遅れているようで、分類なども議論の余地が多い。
直接的には篩管液を吸汁する事による樹勢の衰えであるが、一部では他のカメムシ目害虫と同様に糖を豊富に含んだ排泄物によるスス病、あるいは果実表面に付着する事による品質低下などもある。
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