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モリブデン(Mo)施用によるシクラメン花弁の青色化

 シクラメンの花色に様々な色がありますが、今のところ純粋な「青」ありません。青いバラがサントリーから販売され始めましたが、バラの場合青系色素(デルフィニジンなど)が実質存在しないので、他植物からの遺伝子導入が必要でした。しかし、シクラメンの場合少量ですが、青系色素(その配糖体)が品種によって存在します。このような品種でモリブデン(Mo)を与えると青く発色することがあります。
 実際に、鹿児島大学で行われた実験でモリブデン酸アンモニウム溶液を施用すると青色化しました。色がつき始めた頃の蕾で効果が高く、その前後でほとんど変化がありませんでした。変化した花色も3週間ほどで元に戻り始めたそうです。恐らく、モリブデンが植物体内で消費されてしまうと効果がなくなるのでしょう。また、既に強く開花した蕾へ吸わせたモリブデンが分配されなかったのでしょう。
 なお、本技術鹿児島大で特許を取っていますので留意して下さい。

参考

コメント

  1. 徒労感漂う Sekizuka -- 2009-11-03 (火) 17:49:41
    花の原稿誰も読まんのよね。
    (読者のほとんど家庭菜園。組合員サービスウチの仕事じゃ無いっす)
    お名前: 題名:

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Last-modified: 2015-11-22 (日) 13:12:20