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by Sekizuka

書いたきっかけ

実際の段取り

 細かい規定それぞれの品評会で異なります。
 出品物の3割を表彰対象として佳良賞、そのうち最上位の方を優秀賞、その下を優良賞などと決まっています。
以下、合議制の場合です。(点数制調整段階に飛ぶ)
出品物が出揃った段階でそれぞれの数が計算*1できますので、審査員と事務局で打ち合わせをしておきます。
大抵副賞(知事賞など)がつきますので、それが6種類あった場合、6番目の副賞1番と重ねて1席に与えるか、優良の1席に与えるか、など。他によくあるのが市長賞などその市民のみ対象とか、○○市場賞そこへ出荷している人だけ*2、とか。
 前述の事項を頭に入れながら上位になりそうなものを個々の審査員が抜いていきます。しばらく作業すると概要が見えてきます。「うっ、今年基準を甘くしないと足りねぇ〜」「そろそろ足りるかなぁ〜」とかね。
 30点前後が出揃った段階で大雑把に順番に並べていきます。慣れた審査員が揃っていると並べる段階から2グループに分かれています。上位の上位が優秀+優良。上位の下位が佳良と言う感じの2グループです。
 この辺で一回目線を変えると言う意味もあって、しばしば、選外の再チェックを行い、拾えるもの拾い直したりします。(佳良賞候補から落としたりもする)

調整段階

 審査員総員で上位(前述の例で5+αまで)の順位を決めます。細かい審査基準*3を再チェックしながら、結構よく揉めます。
 そんなこんなで5+αまで順位が決まると、優良と佳良の境界決めを行います。何となく分かれている事も多いのですが、改めて佳良賞候補から優良に上げた方が良いもの、佳良に落とした方が良いものなどの再チェックをします。問題がなければそれで決定です。
 これから解るとおり、優秀賞に順位がありますが、優良賞1+αぐらいしか順位ありません。佳良賞に至ってそもそも順番に並べてチェックを受ける事すらありません。

副賞の順位

 主催者側で自由に決めて良いことですが、こうなっていることが多いですかね。
 行政が出す賞割と簡単に上下が決まります。所管が広い方が上位。つまり大臣賞、知事賞、市町村長賞の順。

苦悩するケース

 ミカンの品評会、それも品種が「大津」「青島」限定とかなら良いんですが、、、
 パンジーとシクラメンなんてどう比べるの、とか訊かれる事があります。これそれぞれの物差しが頭にあるので、この時期のこのパンジーなら何点みたいな感じで比較します。
 じゃぁ、何が困るかってぇと。

何故、品評会をするのか

 

何故、公務員が審査員をするのか

 何故なんでしょう?(^^;)  で、あんまりなので、今までに色々考えてみました。
 

コメント欄

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*1 例:全出品物100点なので、優秀5点、優良10点、佳良15点とか。
*2 こういうの賞を出す側から事務局に意向が伝えられている
*3 ローカルルールが結構ある

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Last-modified: 2007-03-20 (火) 16:21:50