*チャドクガ [#e5f4c9cc]
:COLOR(blue):和名(分類):|チャドクガ(ドクガ科)
:COLOR(blue):学名(英名):|'''Euproctis pseudoconspersa''' Strand (tea tussock moth)
:COLOR(blue):寄主植物:|チャ、ツバキ、サザンカなどの葉
:COLOR(blue):形態・生態:|幼虫は卵から孵化したときから集団で生活し、1枚の葉に並んで食害する。成虫、幼虫、まゆ、卵塊、脱皮殻などに触れると激しいかゆみを感じるので注意が必要。本州以南に分布し、年2回発生し、卵で越冬する。4月中旬に第1回目の幼虫が孵化し、7月に成虫(蛾)になる。第2回目の幼虫は8〜9月に現れ、10 月に2回目の成虫が現れる。
:COLOR(blue):対策:|若齢幼虫を見つけ次第捕殺する。発生の多い時は、スミチオン乳剤か水和剤・DDVP乳剤などの有機リン剤の1000倍液を散布する。

|&ref(チャドクガ/chadokug.jpg,40%,チャドクガ写真1);|
|CENTER:チャドクガの幼虫&br;(1999年5月24日つくばにて北村實彬撮影)|
|CENTER:&ref(チャドクガ/chadokugA.jpg,70%,チャドクガ写真2);|
|CENTER:チャドクガの成虫&br;(1999年7月5日つくばにて北村實彬撮影)|

*コメント [#t2022c22]
+''全国的に多発しているらしい'' &color(blue){tea-farm}; -- &color(green){&new{2008-07-04 (金) 21:55:05};}; &br; 全国的に多発している様で、特に子供の被害が問題になりつつある。 &br; &br;農業害虫としてより衛生害虫として取り扱われる事が多い様で、生態等についても明確に書かれている文献等に出会えません。 &br;御存知の方はこのページを編集されるなり、コメントに追加されるなりの情報提供をお願いします。 &br; &br;当地では、現在、成虫を見かける状態で脱皮殻は植木のツバキでよく見られます。生け垣にしてあるツバキなどでは、食害が判りにくく放置されている場合も多いようです。 &br;ウチの家内は、直接脱皮殻に触れて、病院行きとなってしまいました。
+''>1'' &color(blue){Sekizuka}; -- &color(green){&new{2008-07-06 (日) 16:34:08};}; &br; こいつらには(少なくとも今のところ)殺虫剤が良く効くので、普通の畑ではあんまり問題にならないんですよね。 &br; &br;とりあえず、こんなの発見。 &br;[[チャドクガの交尾行動時間と性フェロモン(概日リズム):http://ci.nii.ac.jp/naid/110001086451/]] &br; &br;、、、え?もしかして黄色蛍光灯が効くとか?
+''>2の続き'' &color(blue){Sekizuka}; -- &color(green){&new{2008-07-06 (日) 16:45:39};}; &br; ドクガ Euproctis flava とその病害に関する研究 &br;[[第 1 編 外部形態学的研究:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003823377/]] &br;[[第 2 編生態学的研究:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003822516/]] &br;[[第 3 編疫学的研究:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003822517/]] &br; &br;第2の引用文献にそれっぽいモノが多そう。 &br; &br;↓こんなのも発見。 &br;[[チャドクガ野外個体群の死亡率と死亡原因(昭和37年度日本農学会大会分科会):http://ci.nii.ac.jp/naid/110004529603/]] &br; &br;とりあえず、飽きたぁ〜
+''書き忘れ'' &color(blue){Sekizuka}; -- &color(green){&new{2008-07-06 (日) 16:47:12};}; &br; [[チヤドクガに関する二三の観察:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003823038/]]
+''本日のトリビア'' &color(blue){Sekizuka}; -- &color(green){&new{2008-07-06 (日) 16:57:32};}; &br; 3の「第2編」の引用文献を見て「螫す(さす)」と言う言葉を初めて知った。
+''Thanksです'' &color(blue){tea-arm}; -- &color(green){&new{2008-07-07 (月) 22:40:16};}; &br; こんなの出てこなかったんだけどなぁ・・・。いろいろありがとうございます。 &br; &br;>2 確かに物理剤以外は大抵効きます。BT剤も効果がある様だが・・高過ぎ。 &br;  庭木などの場合、そもそも防除されない、仕方も知らないと人が多い上、 &br;  発生自体に気付いてない。 &br;  物理剤(マシン油乳剤、デンプン液剤)は、幼虫の毛に邪魔されて、体表面 &br;  まで液が到達しないので、展着剤や洗剤の方が効果が高いかも知れない。 &br;  ちなみに、幼虫/成虫とも非常に良く燃えます(毛が、ですが)。 &br;  特に脱皮殻は直ぐに燃え上がってしまいますので、樹上で焼却する場合は &br;  ツバキ科植物は生の葉でも燃えますので御注意を。 &br; &br;>3 これから見ます &br; &br;>4 意外と、卵の期間が長いんだなぁ。成虫の毒針毛は頭/胸の毛だと思って &br;  いたが、尻の毛だったのか。 &br; &br;今までに知り得た上記以外の情報 &br;1.黄色灯は恐らく効果がある・・・茶園ではコスト的に無理。(慣行茶園でも黄色灯の効果がない害虫等の同時防除を考えると、農薬防除の方が・・・) &br;2.性ホルモン(交尾攪乱剤)が最近同定されたらしい。 &br; &br;弟宅(川崎市内)でも多発中とのこと。

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