ダニに関する本を3つ上げて、比較してみます。 それぞれの書評はそのうちに頑張ります。(^^;) +「ハダニ-おもしろ生態とかしこい防ぎ方-(井上雅央)」 +「ハダニの生物学-基礎研究から応用へ-(高藤晃雄)」 +「ダニの生物学(青木淳一)」 まず、1はタイトルでわかる通り農文教の-おもしろ生態とかしこい防ぎ方-シリーズの一冊です。~ 著者の井上雅央氏は当時、奈良農試で防除関係で実践的な成果を上げていた方です。現在(2006/6)は高原農業振興センター所長になられていますが、野生鳥獣害の専門家としての方が有名かも知れません。~ 同シリーズ全体の傾向として、「ターゲットの基本的生理生態の解説」「それを踏まえた上での具体的防除法の解説」という姿勢があります。~ この本も当然、それを踏襲していますが、それ以上に効率的な作業体系を如何に組み立てるか、という発想が根底に強く感じられます。この発想がより強く出ているのが「図解60歳からの防除作業便利帳(井上、谷川、國本)」だと思います。