&size(30){チャドクガ};
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#contents
&tag(害虫,衛生,チャ,樹木);

//*チャドクガ [#e5f4c9cc]
*概要 [#g4a4ae4b]
:COLOR(blue):和名(分類):|&property(和名,チャドクガ);
(&relation(分類,ドクガ科);)
:COLOR(blue):学名(英名):|&property(学名,'''Euproctis pseudoconspersa''' Strand);
(&property(英名,tea tussock moth);)
:COLOR(blue):寄主植物:|チャ、ツバキ、サザンカなどの葉
:COLOR(blue):形態・生態:|幼虫は卵から孵化したときから集団で生活し、1枚の葉に並んで食害する。成虫、幼虫、まゆ、卵塊、脱皮殻などに触れると激しいかゆみを感じるので注意が必要。本州以南に分布し、年2回発生し、卵で越冬する。4月中旬に第1回目の幼虫が孵化し、7月に成虫(蛾)になる。第2回目の幼虫は8〜9月に現れ、10 月に2回目の成虫が現れる。
:COLOR(blue):対策:|若齢幼虫を見つけ次第捕殺する。発生の多い時は、スミチオン乳剤か水和剤・DDVP乳剤などの有機リン剤の1000倍液を散布する。

*写真 [#n227cfcb]
|&ref(チャドクガ/chadokug.jpg,40%,チャドクガ写真1);|
|CENTER:チャドクガの幼虫&br;(1999年5月24日つくばにて北村實彬撮影)|
|CENTER:&ref(チャドクガ/chadokugA.jpg,70%,チャドクガ写真2);|
|CENTER:チャドクガの成虫&br;(1999年7月5日つくばにて北村實彬撮影)|

*図鑑 [#pae7feb8]
-[[Wikipedia:チャドクガ]]
-[[チャドクガ tea-farmの実験圃場:http://tea-farm.hp.infoseek.co.jp/page085.html]]
-[[チャドクガ 農林水産技術情報協会:http://www.afftis.or.jp/konchu/kemushi/chadokuga.html]]
-[[チャドクガ 幼虫図鑑:http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/010503a1.html]]
-[[チャドクガ jpmoth:http://www.jpmoth.org/Lymantriidae/Arna_pseudoconspersa.html]]

*参考 [#r8adf209]

-[[チャドクガの性フェロモン成分の同定:http://ci.nii.ac.jp/naid/110001087169/]] 応動昆講要No.38 (1994)
-[[チャドクガの交尾行動時間と性フェロモン:http://ci.nii.ac.jp/naid/110001086451/]] 応動昆講要No.36 (1992)
-[[チャドクガ野外個体群の死亡率と死亡原因:http://ci.nii.ac.jp/naid/110004529603/]] 応動昆講要No.6 (1962)

-[[植物と料理と生物防除のお話 2006/6/5:http://blogs.yahoo.co.jp/tommyinokashira/6987272.html]]~
※チャドクガの核多角体病ウイルスについて

*コメント [#t2022c22]
+''全国的に多発しているらしい'' &color(blue){tea-farm}; -- &color(green){&new{2008-07-04 (金) 21:55:05};}; &br; 全国的に多発している様で、特に子供の被害が問題になりつつある。 &br; &br;農業害虫としてより衛生害虫として取り扱われる事が多い様で、生態等についても明確に書かれている文献等に出会えません。 &br;御存知の方はこのページを編集されるなり、コメントに追加されるなりの情報提供をお願いします。 &br; &br;当地では、現在、成虫を見かける状態で脱皮殻は植木のツバキでよく見られます。生け垣にしてあるツバキなどでは、食害が判りにくく放置されている場合も多いようです。 &br;ウチの家内は、直接脱皮殻に触れて、病院行きとなってしまいました。
+''>1'' &color(blue){Sekizuka}; -- &color(green){&new{2008-07-06 (日) 16:34:08};}; &br; こいつらには(少なくとも今のところ)殺虫剤が良く効くので、普通の畑ではあんまり問題にならないんですよね。 &br; &br;とりあえず、こんなの発見。 &br;[[チャドクガの交尾行動時間と性フェロモン(概日リズム):http://ci.nii.ac.jp/naid/110001086451/]] &br; &br;、、、え?もしかして黄色蛍光灯が効くとか?
+''>2の続き'' &color(blue){Sekizuka}; -- &color(green){&new{2008-07-06 (日) 16:45:39};}; &br; ドクガ Euproctis flava とその病害に関する研究 &br;[[第 1 編 外部形態学的研究:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003823377/]] &br;[[第 2 編生態学的研究:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003822516/]] &br;[[第 3 編疫学的研究:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003822517/]] &br; &br;第2の引用文献にそれっぽいモノが多そう。 &br; &br;↓こんなのも発見。 &br;[[チャドクガ野外個体群の死亡率と死亡原因(昭和37年度日本農学会大会分科会):http://ci.nii.ac.jp/naid/110004529603/]] &br; &br;とりあえず、飽きたぁ〜
+''書き忘れ'' &color(blue){Sekizuka}; -- &color(green){&new{2008-07-06 (日) 16:47:12};}; &br; [[チヤドクガに関する二三の観察:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003823038/]]
+''本日のトリビア'' &color(blue){Sekizuka}; -- &color(green){&new{2008-07-06 (日) 16:57:32};}; &br; 3の「第2編」の引用文献を見て「螫す(さす)」と言う言葉を初めて知った。
+''Thanksです'' &color(blue){tea-arm}; -- &color(green){&new{2008-07-07 (月) 22:40:16};}; &br; こんなの出てこなかったんだけどなぁ・・・。いろいろありがとうございます。 &br; &br;>2 確かに物理剤以外は大抵効きます。BT剤も効果がある様だが・・高過ぎ。 &br;  庭木などの場合、そもそも防除されない、仕方も知らないと人が多い上、 &br;  発生自体に気付いてない。 &br;  物理剤(マシン油乳剤、デンプン液剤)は、幼虫の毛に邪魔されて、体表面 &br;  まで液が到達しないので、展着剤や洗剤の方が効果が高いかも知れない。 &br;  ちなみに、幼虫/成虫とも非常に良く燃えます(毛が、ですが)。 &br;  特に脱皮殻は直ぐに燃え上がってしまいますので、樹上で焼却する場合は &br;  ツバキ科植物は生の葉でも燃えますので御注意を。 &br; &br;>3 これから見ます &br; &br;>4 意外と、卵の期間が長いんだなぁ。成虫の毒針毛は頭/胸の毛だと思って &br;  いたが、尻の毛だったのか。 &br; &br;今までに知り得た上記以外の情報 &br;1.黄色灯は恐らく効果がある・・・茶園ではコスト的に無理。(慣行茶園でも黄色灯の効果がない害虫等の同時防除を考えると、農薬防除の方が・・・) &br;2.性ホルモン(交尾攪乱剤)が最近同定されたらしい。 &br; &br;弟宅(川崎市内)でも多発中とのこと。
+''発見'' &color(blue){Sekizuka}; -- &color(green){&new{2008-07-08 (火) 15:56:00};}; &br; 別件で検索していたら和田さんってblog持ってたのね。 &br;しかも、チャドクの話も出てました。 &br;[[また生物防除の話 :http://blogs.yahoo.co.jp/tommyinokashira/6987272.html]] &br;
+''核多核体ウイルス'' &color(blue){tea-farm}; -- &color(green){&new{2008-07-08 (火) 21:46:38};}; &br; >7 天敵利用研究会でお見かけしただけですが、面白そうなBlogですね。 &br; &br;和田さんちでも書かれている核多核体ウイルスは、CiNiiでも幾つか見られますね。植木で使うならこれかも知れないですね。 &br;ウチの茶園の場合は、50a(内有機圃28a:緩衝地帯等も含めると30aになります)ありますので、製剤として出てきても・・・やはり完全防備で捕殺かな。 &br;厄介なのは脱皮殻と、どうも吐いた糸にも毒針毛が付着している様なので、これも焼却しないといけない事。これらは茶の葉が燃え出す前に燃え尽きますので発見出来るか出来ないか・・・だけ。 &br; &br;この蛾、一世代のサイクルがかなり長いですね。羽化から成虫まで2ヶ月以上とは。
+''パナプレート'' &color(blue){苺FUJISAWA}; -- &color(green){&new{2008-09-04 (木) 23:28:57};}; &br; 気化性防殺虫剤「パナプレート」、自分は家庭用つばきに使いたいと思っています。 &br;効果はどんなものかな? &br;
+''庭木の茶とつばき'' &color(blue){苺FUJISAWA}; -- &color(green){&new{2008-09-05 (金) 00:22:00};}; &br; 庭木の茶にはチャドクガが全く発生しないのに、ツバキは丸裸(常緑樹の葉がすべて食われてしまいました)、ツバキで防除できたら何とかなるのでは?
+''>9,10'' &color(blue){tea-farm}; -- &color(green){&new{2008-09-05 (金) 21:17:19};}; &br; 化学的作用の農薬はどんな物でも大抵効くので、庭木にそこまでするのは勿体ないと思いますよ。ウチでは有機圃場だけでしか発生していませんが、マシン油かBT剤(納め先のルールで使用できませんが)程度しか使えないので捕殺しかないと言う事です。 &br;庭木の茶と栽培圃場の茶を一緒にしちゃイカンでしょ。施肥量が数千倍違いますよ。有機茶園の直ぐ隣にある、放任の元畦畝茶園(数株が残るだけだが)には全く害虫は居ません。(旱魃で新芽も出てないけど) &br;庭木の場合は、チャよりもツバキを好むようです。近くに栽培茶があればそちらが優先のようですが、普通は防除されてしまいます。 &br;しかし、チャドクガが茶樹の樹冠表面で発生したのは見た事がありません。樹形がどうなのかは判りませんが、自然仕立ての茶園では、裾葉付近から樹冠内の古葉を食害しますので、今の様な時期だと、敢えて探さない限りは見つけにくいと思います。食害初期の症状は、チャハマキに似た感じで、葉裏を食害し、かすり状にします。更に進むと葉が無くなりますし、無くなった葉の近くに、糸が付着し、脱皮殻が見られる様になります。大規模な移動はしない様で、電車ごっこで葉から葉、枝から枝を移動するのみ。 &br;食害された枝条からの次期新芽の萌芽数が何故か少ない様に思います。頂芽や新芽は今のところ喰われた形跡がありません。 &br;
+''チャドクガとコガネムシ'' &color(blue){苺FUJISAWA}; -- &color(green){&new{2008-09-10 (水) 01:45:01};}; &br; チャドクガは、1年間で2世代交代する。 &br;コガネムシ(特にアオドウゲネ)は、1年間に1世代しか交代しない。 &br;でも、害虫として防除が難しい、春から秋まで成虫がいるがと思う。 &br; &br;チャドクガが問題なのは、幼虫・成虫が人に危害を起こす。 &br;コガネムシが問題になるのは、幼虫と成虫が植物に危害をもたらす。 &br; &br;チャドクガは、厚生労働省的。 &br;コガネムシは、農水省的。 &br;などと思う。 &br;

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*ページ末 [#bc85cc12]
Web昆虫図鑑/チョウ目/ドクガ科
&category(Web昆虫図鑑);

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